人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

私と寝たい猫

絵に描いたようなアホである。昨日もすっかり飲まれてしまった。

平日の飲酒は、強い意志を持って挑まないとコントロールできないのだ。

しかし飲みながらゲームをやっていたので「強い意志」まで力及ばず、我に返ったのは2時半であった・・・。

ヤバい、もう寝よう、とエルを探したが、見当たらない。

ということはダンナの寝室にいるはずだが、なぁに、私が寝る支度を始めると、気配を察知して起きてくるのだ、寝る支度を始めよう。

まずは扇風機をリビングから寝室に持って上がる。

ついに今年は、就寝時のエアコンは二度で済んだ。その代わり、扇風機は必須である。

重いが、寝室へリビングへと携帯しているのであった。

戻るともうエルはドアの前でスタンバッていた。なんて愛しいの。

ダンナよ、あなたは恐らくエルが一緒に寝ていたことなど全く知らずに目を覚ますのだろう。

この子はなんて、私を愛しているのでしょう。

引き続き歯を磨いたりキッチンを片付けたりしてから、思い出してパソコンを立ち上げる。

昨日ウハウハと調べた激安中古攻略本を、注文してしまおう。

少しでも早く届きますようにEE:AEAAB

ワンクリック購入だ。ほんの数分である。

しかし、2冊の攻略本をワンクリック購入して振り向いたら、もうエルはいなくなっていた。

あぁ、あの子は本当に良く私のことを分かっているのね。

「ぽ子がパソコンに向かうと長い」ということを学習しているのだ。

もう終わったんだけどなぁ。

わざと音を立ててウロウロしてみる。

大きな音でドアを開け閉めする。

さっきやったが、歯を磨くふりまでして「寝る支度」を再現した。

しかしエルは戻らなかった。

ダンナの寝室を覗き込むと、彼女はダンナの横で寝そべって、こちらを見ている。

起きてはいるのだ、なぜ来ない??

ならばアレだ、思いやりの箱

他の子達に気を使って、エルをこの中に入れて見えないように連れ去るようにしているのだが、これがあればすっ飛んでくるはずだ。

2階の寝室に上がり、深さのあるダンボール箱を持ってくる。

これを横たわるエルの目の前に置くと、彼女は即座に起き上がった。

そしてクンクンとにおいを嗅ぎまわり、そして、また寝た。

なんで!?

この箱に入らないなんて、初めての事である。

小さなエルを掬い上げて箱に入れることはたやすいが、ここまでしてついて来ないのだ、私は諦めた。

しかし、ガックリしてダンナの寝室を出ると、さっきまでキャットタワーのはるか最上部にいた大五郎が、パソコンデスクのイスで寝ていたのである。

これは「僕をつれていきなさい、ぽ子さん」という意味と受け止めた。

私は寝ているダイを抱き上げて、遠慮なく2階の寝室に連れ込んだ。

寝る寸前に大量の水を飲んだので、起きると同時に尿意を感じた。

しかし昨夜は3時コース、プラス飲み過ぎで、起きるのがつらい。

ギリギリまで寝ていたのでトイレに行く暇がなく、足踏みをしながら寝ぼけ眼で朝ご飯を作った。

しかしお水効果か、あれだけ飲んだ割にはラクな朝であった。

と、思いきや、本格的な二日酔いは、昼にやってくるのである・・・・・。