バハムート前の寄りみち中。
リドリアナを後にして向かったのは、モスフォーラである。
水の流れる祠の件が、中途半端になっていた。
中途半端とは言っても、先に進める見通しはなかった。
やれるだけのことはやったのである。
私なりに。
というのも、祠の組み合わせが面倒で、行き当たりばったり適当にいじくって飽きただけであった。
それでもそれなりに「これが限界」という結論を出したのだが、このままではいたずらに歩き回るだけになりそうなので、ダンナに協力を願ったのであった。
辛抱強く、理論的に考えるA型である。彼はまず、祠の組み合わせの表を作った。
どれとどれをいじるとどこが行けるようになるのか。
地図も作り、新たに行けるようになったルートに番号を振り、表にその番号を書き込んでいく。
結果、1ヶ所だけ行かれない場所がある事が分かった。
MAPにすら表示されないのだ、そこがどうなっているのか分からないが、どうなっているのか分からない場所になど行きようがない。
そこで思い出したのは、「チョコボでしか行けないルートがある」という話。
軽く周辺を歩いたが、それらしき道は見当たらないままである。
もうひとつ。
「この岩、向こう側から叩けば崩れそう」という場所。
確かに「向こう側」という場所はあるにはあったが、これもどこから行ったらいいのかがわからない。未踏の地のため、MAPにちゃんと表示されないのである。
ここが通じれば、もうひとつ祠が動かせるようになりそうなのだが。
という事で、できることはもう「チョコボだけが行けるルート」を探すのみである。
適当に歩くのはやめて、きちんと周辺をくまなく歩くことにする。
ところで、表まで作って一からちゃんと築きあげてくれたダンナに感謝の意を表するために、「見て、私のメモなんて、こんなひどいの。」と前回自分が来たときの稚拙なメモを見せたのだが、それを見てダンナは、
「あれ?これ、祠の組み合わせ、3つずつ書いてあるけど・・・。」
えっ??ゲッ、ホントだ、2つだと思ってたが、3つだったか!!
絶対にふたつだ、安心してふたつずつ調べるが良い、のような事を最初に言ってしまったばかりに、ダンナの表は、ふたつの組み合わせのものとなっていた。
ガックリきたが、もう仕方がない。
3つの組み合わせとなると、相当バリエーションが増えそうだし、いずれにしろ、現段階でなんとなく傾向は掴めているのだ。
まずはチョコボルートを探すことにする。
すまんのEE:AE4E6