今日走らないと、チャンスはまた来週になってしまう。
最後に走ったのは、先月の28日。
年末年始の暴飲暴食で一回り太り、どの方面からも「そろそろ走らないと」という状態であった。
ダンナが携帯にバンドの課題曲を入れてくれたので、まぁこれも練習、と思い、久しぶりに走りに出たのであった。
いやぁ、音楽があるっていいねぇEE:AE478
もう走る事に全く苦痛がなくなってしまった。
走れ、ぽ子!あぁもう、どこまでも飛んで行けそうだ。
前回行った駅の向こう側が気になっていたので、今回もそっちの方面を目指す。
とは言っても「そっちの方面」というだけで、道順もターニングポイントも決めてはいない。
ジョギングの時はいつも非常に大まかに「こっちの方」とだけ決めて、適当に走っているのだ。
信号が赤で渡れなかったら、曲がる。その繰り返しだ。
極力信号待ちをしない、それだけがルールである。
そのルールにのっとって「そっちの方面」を目指したら、流れ流されて所沢市に出てしまった。
隣の市だ、それ自体は大した問題ではないが、右が所沢、東村山は八国山を挟んで左である。
東村山に戻るには来た道を戻るか、八国山を登るか、八国山を迂回するか、である。
戻るのは嫌だ。これが一番確実だが、来た道を戻るなんてつまらないじゃないか。
しかし、八国山を登るのはもっと嫌だ。
となると、迂回しかない。
幸い八国山はすぐ左に見え、麓に沿った道に立っていた。
このまま走れば、八国山沿いに東村山に出れるはずだ。山の外周をほとんど周る事になるがEE:AE4E6
まぁ困ったら電車かバスに乗ればいいさ。
そんな都合良くあるのか??
そこまでは考えられないのが、ぽ子である。
こういう冒険は好きなので、ぶっちゃけもう先の事などどうでも良いのである。
思ったより過酷であった・・・。
走っても走っても、左に八国山、右に住宅街。
八国山に沿っていれば間違いはないはずなのだが、こんなに大きな山だとは思っていなかった。私の認識では「丘」であった。
やがてつきあたった。右か左か、選ばなくてはならない。
山は左、右は住宅地。
見た目では左だが、一応そこに出ていた標識を見たら「←所沢・東村山」と、道を戻るように指していた・・・。
戻るべきなのか。
あんなに走ったのに、住所は八国山沿いを走り始めた時の地名と変わっていない(泣)
戻るという事は、これまで走ってきた事を無駄にするという事である。
同じ無駄なら進めEE:AE4E5
左を選ぶ。
右に、住宅はなくなった。
その代わりに現れたのは大型スーパーと、西武ドーム・・・・・・EE:AEB64
どこなの、ここEE:AE5B1
しかしこうなったら意地だ、力ある限り、走るEE:AE4E5
伝説を作るのだ、力の限り走れ、・・・・・駅まで又はバス停までEE:AE4E6
やっと見覚えのある場所に出たが、それは「西武園駅」であった。
この間ダンナと歩いた時に来たところである。
あの時は歩きだったが、疲れてここから電車で帰ったのである。
もうダメ、今回も電車で東村山まで帰る、その代わり東村山駅からは走ろう。
少し休めればいいのだ。
しかし次の電車が出るまで、15分あった。
15分もボーッとしているのは苦痛だ。
どうしよう・・・、そのまま駅を抜けて線路の上の陸橋から東村山を臨む。
そう遠くはなさそうである。
もしかしたら待っている15分で、着いちゃうかも?
いや、辛いから電車に乗りたいのだ、走れるのか?
正直、キツい。
疲れた、というより、あちこちが痛いのだ。
いつも痛みが出始めるのをきっかけに戻るようにしていたが、もう痛みきってまるで到着後の痛みである。
うー。うー。
ちくしょー、いくらなんでも倒れることはないだろう、東村山駅はそこまできているのだ(注:そこまで来たのはぽ子である。一番強調したいところ)。
走れー!!
駅ビルを建てるにあたって色々あったようだが、少なくとも地図を見ないジョガーにはありがたい。
あれを目指せば駅に着くのだ。これまで何度も助けられた。
お陰で今回も、迷わずに到着する事ができた。
最後に「遠回りをして線路を渡るか」「近いが上り下りのある駅を通過するか」の選択があったが、エスカレーターのある駅経由を選んだ。
それでも下り階段はヘロヘロだ、限界を見た。まっすぐ歩けない。
駅からはバスで帰った。
平日昼間のコミュニティバスだ、お年寄りが次々乗り込んでくる。
私も辛いのだ、座りたい。ああくそ、リアルHPがどこかに表示されるようになって欲しいものだ。
幸い、ちょうど席が埋まったところで発車したので立たずに済んだが、もうクッタクタだ。
着いてバス停から歩いて帰るのも辛いだろうなぁ・・・。
辛い時間は短い方がいい。
少し休めたので走って帰る事にした。
もう少しだ、ガンバレ、八国山の地獄を思えば屁EE:AE4F4だろうが。
屁EE:AE4F4であった。
しかし家の前で走行距離を見たら、あと300mで10キロであった。
なんて中途半端な、くそー、もうEE:AEB64
近所をグルグル回って10kmにして帰った。
チョー疲れた・・・。
座ったらグッタリしてしまい、やがて横に倒れて寝てしまった。
もう無理はしない。
山の付近も走らないようにする。
冒険も、しばらく御免だ。