人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

東村山から東村山へ

今日走らないと、チャンスはまた来週になってしまう。

最後に走ったのは、先月の28日。

年末年始の暴飲暴食で一回り太り、どの方面からも「そろそろ走らないと」という状態であった。

ダンナが携帯にバンドの課題曲を入れてくれたので、まぁこれも練習、と思い、久しぶりに走りに出たのであった。

いやぁ、音楽があるっていいねぇEE:AE478

もう走る事に全く苦痛がなくなってしまった。

走れ、ぽ子!あぁもう、どこまでも飛んで行けそうだ。

前回行った駅の向こう側が気になっていたので、今回もそっちの方面を目指す。

とは言っても「そっちの方面」というだけで、道順もターニングポイントも決めてはいない。

ジョギングの時はいつも非常に大まかに「こっちの方」とだけ決めて、適当に走っているのだ。

信号が赤で渡れなかったら、曲がる。その繰り返しだ。

極力信号待ちをしない、それだけがルールである。

そのルールにのっとって「そっちの方面」を目指したら、流れ流されて所沢市に出てしまった。

隣の市だ、それ自体は大した問題ではないが、右が所沢、東村山は八国山を挟んで左である。

東村山に戻るには来た道を戻るか、八国山を登るか、八国山を迂回するか、である。

戻るのは嫌だ。これが一番確実だが、来た道を戻るなんてつまらないじゃないか。

しかし、八国山を登るのはもっと嫌だ。

となると、迂回しかない。

幸い八国山はすぐ左に見え、麓に沿った道に立っていた。

このまま走れば、八国山沿いに東村山に出れるはずだ。山の外周をほとんど周る事になるがEE:AE4E6

まぁ困ったら電車かバスに乗ればいいさ。

そんな都合良くあるのか??

そこまでは考えられないのが、ぽ子である。

こういう冒険は好きなので、ぶっちゃけもう先の事などどうでも良いのである。

思ったより過酷であった・・・。

走っても走っても、左に八国山、右に住宅街。

八国山に沿っていれば間違いはないはずなのだが、こんなに大きな山だとは思っていなかった。私の認識では「丘」であった。

やがてつきあたった。右か左か、選ばなくてはならない。

山は左、右は住宅地。

見た目では左だが、一応そこに出ていた標識を見たら「←所沢・東村山」と、道を戻るように指していた・・・。

戻るべきなのか。

あんなに走ったのに、住所は八国山沿いを走り始めた時の地名と変わっていない(泣)

戻るという事は、これまで走ってきた事を無駄にするという事である。

同じ無駄なら進めEE:AE4E5

左を選ぶ。

右に、住宅はなくなった。

その代わりに現れたのは大型スーパーと、西武ドーム・・・・・・EE:AEB64

どこなの、ここEE:AE5B1

しかしこうなったら意地だ、力ある限り、走るEE:AE4E5

伝説を作るのだ、力の限り走れ、・・・・・駅まで又はバス停までEE:AE4E6

やっと見覚えのある場所に出たが、それは「西武園駅」であった。

この間ダンナと歩いた時に来たところである。

あの時は歩きだったが、疲れてここから電車で帰ったのである。

もうダメ、今回も電車で東村山まで帰る、その代わり東村山駅からは走ろう。

少し休めればいいのだ。

しかし次の電車が出るまで、15分あった。

15分もボーッとしているのは苦痛だ。

どうしよう・・・、そのまま駅を抜けて線路の上の陸橋から東村山を臨む。

そう遠くはなさそうである。

もしかしたら待っている15分で、着いちゃうかも?

いや、辛いから電車に乗りたいのだ、走れるのか?

正直、キツい。

疲れた、というより、あちこちが痛いのだ。

いつも痛みが出始めるのをきっかけに戻るようにしていたが、もう痛みきってまるで到着後の痛みである。

うー。うー。

ちくしょー、いくらなんでも倒れることはないだろう、東村山駅はそこまできているのだ(注:そこまで来たのはぽ子である。一番強調したいところ)。

走れー!!

駅ビルを建てるにあたって色々あったようだが、少なくとも地図を見ないジョガーにはありがたい。

あれを目指せば駅に着くのだ。これまで何度も助けられた。

お陰で今回も、迷わずに到着する事ができた。

最後に「遠回りをして線路を渡るか」「近いが上り下りのある駅を通過するか」の選択があったが、エスカレーターのある駅経由を選んだ。

それでも下り階段はヘロヘロだ、限界を見た。まっすぐ歩けない。

駅からはバスで帰った。

平日昼間のコミュニティバスだ、お年寄りが次々乗り込んでくる。

私も辛いのだ、座りたい。ああくそ、リアルHPがどこかに表示されるようになって欲しいものだ。

幸い、ちょうど席が埋まったところで発車したので立たずに済んだが、もうクッタクタだ。

着いてバス停から歩いて帰るのも辛いだろうなぁ・・・。

辛い時間は短い方がいい。

少し休めたので走って帰る事にした。

もう少しだ、ガンバレ、八国山の地獄を思えば屁EE:AE4F4だろうが。

EE:AE4F4であった。

しかし家の前で走行距離を見たら、あと300mで10キロであった。

なんて中途半端な、くそー、もうEE:AEB64

近所をグルグル回って10kmにして帰った。

チョー疲れた・・・。

座ったらグッタリしてしまい、やがて横に倒れて寝てしまった。

もう無理はしない。

山の付近も走らないようにする。

冒険も、しばらく御免だ。