1st Day
起きた時から喉の痛みがあったが、娘ぶー子→ダンナ、と同じような症状を経ているので「おお、来たか」ぐらいな程度の認識であった。
喉の酷使で良く喉を痛めるが、明らかにそれとは違う、風邪系の痛みである。
しかしダンナもぶー子もさほど酷くならなかったので、ナメていたのだ。
バンドのスタジオ練習日であった。
相変わらず酷い二日酔いで、体調の悪さも気にはならなかったのだ。
迎え酒で復活する事は分かっていたので休憩から飲み始め、それが効いてくるのを待った。
しかしいつものような燃え上がるようなテンションはいつまでも現れず、体はダルくなる一方。
とにかく飲んで紛らわせたが、練習が終わったらその後のミーティング(と称した飲み)にも行かずに家に向かった。
「これはおかしい」と認めてしまうと、どんどん具合は悪くなっていく。
体中が痛み、立っているのも辛い。
タクシーで帰宅。
熱は8度5分。
体中が熱く、とにかくあちこちが酷く痛む。
テレビで新型インフルがアメリカで発生した話をしていたが、もしかして日本で第1号に・・・、ちょっと嬉しいが、この辛さを何とかして欲しい。
ぶー子がマンガをたくさん持ってきたが、それどころではない。
とにかく寝かしてくれ。
寝たい。
起きたら楽になっていた。
熱は微熱にまで下がっていて、体の痛みもほとんど消えていた。
何だったんだ、あれは。
まだ夜は明けてなかったが、ぶー子のマンガが活躍する時が来た。
寝たり読んだりして朝になる。
2nd Day
相変わらず微熱だが、前夜の苦しみに比べれば天国である。
逆に「おいおい、早く治り過ぎだぜ、もっと寝て過ごしたい」と思った程である。
この日は「寝てマンガ読んで終わる」という記事をベッドから入れたが、実は掃除と風呂磨きと洗濯もした。
正しい人みたいで恥ずかしくて言えなかったのである。
晩御飯のリクエストを聞かれたので「ツルッとつけ麺か野菜たっぷりよしかつかサッパリと寿司」と言ったところ、ぶー子が狂ったように「寿ー司EE:AE4E5」「寿ー司EE:AE4E5」と寿司コールを始めた。
怖かったので寿司に。
寿司食って寝た。
治っていく予感。
順調であった。
明日からはまた家事が待っている・・・。
3rd Day
ダルい・・・。
相変わらず微熱だ。
前日までなかった咳が出始めた。
ゼエゼエする咳で、結構体力を消耗する。
ダルいので文字通り寝て過ごす。
晩御飯は、惣菜だ。
刺身が軒並み半額になっていたので大量に買い、それに合わせて酒を飲んだ。
風邪引いて太るとか、あるのだろうか。
恥ずかしい。
4th Day
咳が止まらない。
これに鼻水が加わった。
家中のゴミ箱が、私の丸めティッシュで一杯である。
相変わらず微熱でダルい。
もしかしたらダルいのは寝過ぎだからなのか?
しかしダルいから寝ているのである。
鶏が先か、卵が先か。
ダルさが抜けるまで寝てやる。
「デトロイト・メタル・シティ」の1巻から8巻まで、もう何回読んだだろうか。
笑いどころはすっかり把握した。
サツガイセヨ。
滅多に風邪は引かない方だが、引いてもそんなに後は引かないのだ。
こんな事は滅多にないので、夏風邪の恐ろしさにおののいている。
「たまには風邪でも引いてノンビリ寝ていたい」と思う方、今の風邪には乗らないほうがいいです。