あぁもうかったるいったらないよ、月曜日は。
昨日も飲み過ぎてダルダルである。
早目にベッドに入ったが、睡眠時間は長けりゃいいってもんでもないのだ。
ダルいったらダルい、眠いったら眠い。
なまじっか良く寝てしまったので、目覚しでクッキリと目が覚めてしまった。
う~~、めんどくせ~~~。
朝ご飯のことなど何も考えてなかったので、キッチンに行っても「考える」ところからやらなくてはならないのだ。
米も研いでないし、素パンじゃダメか、素パン出したい・・・。
目が覚めてしまったので嫌々リビングに下りて行くと、もう電気がついていた。
最後に私が一番に起きたのはいつの事だろう?
すんませんね、主婦のクセに寝ぼすけで。
しかし、ドアを開けようと思ったが少ししか開かない。
その20cmほどの隙間の下の方から、娘ぶー子が「寝てていい、今日は寝てていいよ。」と小声で囁いた。
なぜ這っている??
なぜ起きている??
なぜ寝てていい??
疑問はたくさんあったが、この場合重要なのは「寝てていい」である。
深いことは考えずに寝る事にした。
9時に合わせた目覚しが再び鳴る前に、またしてもクッキリ目が覚めてしまったが、だからと言って起きれないのが月曜日なのだ。
私は夢を見た。
新しい仕事場に面接に行く夢だ。
しかし懐かしい顔ぶれが揃っていた。
懐かしい・・・、懐かしい・・・。
そうやってリフレインしているうちに時間は過ぎていく。
ところがああっ!!
外はスゲー晴れてる!!
洗濯しなきゃ!!
洗濯なんかしたくない!!
グエ~~、月曜日の馬鹿野郎!!
もう洗濯機がパンパンだったのだ。
観念して起きると、もうぶー子の姿はなかった。
休日のあの時間に奇跡的に起きて来たのだ。もう寝たに決まっている。奇跡は続かないのだ。
しかし何かおかしいとは感じていたが、私は洗濯機を回しながら二度目の奇跡に気づく事になる。
洗濯が終っていたのだ。
あまりに大量だったので全部は洗いきれなかったのだろう。
その残りを私が洗おうとしていたのだが、それなら中止だ。
二度も回してたまるか。あぶねー、引っかかるところだった。
ぶー子に感謝の意を表するために、昼まで寝かしてやった。
しかし私も眠くて仕方がないので、掃除機だけかけたらソファで寝てしまった。
本当に月曜は不愉快である。
何でこんなに眠いのだ。
仕事に行くと「月曜のオーラが全開ですね。」と言われる。
これでも気をつけているつもりだが、どうしても溢れ出てしまう月曜のマイナスオーラ。
私の器が小さいのかマイナスオーラの量が尋常じゃないのか、いずれにしろ私も辛いのだ、許してくれ。
家に帰ると洗濯物が取り込んであった。
ここまで続くと「奇跡」と呼ぶことは出来ないだろう。
もしかして私はもうすぐ死ぬのか?
なぜここまで孝行する、わが娘、ぶー子・サンタイザベルよ。
金が欲しいのか?
謎は謎のままだが、知らない方が良いこともあるだろう。
そっとしておくから明日もぜひお願いしたい。