今日は、新しいテーブルセット(厳密には「古い新しい」、つまり中古だ)を取りにいく日である。
そのためには今あるテーブルセットを何とかしなくてはならなかったのだが、以前書いたように古くともちゃんとしたセットだったのだ、売れるなら売りたい。
私はマジックリンで「ピカピカに磨き上げる」と宣言したはずだ。
しかし、ちゃんとしていても古いセットであった。
磨くも何もあちこちキズ・ハゲだらけで、改めてみるとこれはただの薄汚いテーブルセットである。
一応「ぱぱっとレンジャー」というリサイクル業者に査定をしてもらう段取りになっていたが、粗大ゴミと比べて処分の料金の安い方を選ぶ事になるだろう。
レンジャーが来たのは昨日の事である。
「どうなさいますか?」と聞かれたので「そりゃ売れればそれにこした事はないんですが。」と答えた。
しかし彼はテーブルセットを見て「もう充分使われたかと思います。」と言ってニッコリ笑った。
テーブルセットの死刑が決定した瞬間である。
じゃあ処分ということになるが、いくらでやってもらえるのかと聞くと、イス4脚とテーブルで、即日だと1万7千円と言う。
彼は申し訳なさそうに、「どうしても市に比べて民間業者は高くなってしまうんです。市は税金なんかを使って補助しているので・・・。」と言ったが、こっちこそ呼び立てておいて申し訳ないが、そうなると帰ってもらうより他にない。
市の粗大ゴミに出せば、全部で3300円で済むのである。
その代わり回収まで2週間ほど待たされる事になる。
新しいセットの到着は今週末と決まっていたので何としてでもどかさなくてはならないのだが、仕方なくテーブルはバラして立て、イスはダンナの寝室に積み重ねて置いた。
・・・ハッ、イスに座ったまま寝ていた。
あと1時間で出かけなきゃならないが、時間がない。
テーブルセットは無事に古くて新しいのが来たが、ウッディカラーのダイニングに馴染むにはまだ時間がかかりそうである。