人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

天国からの届け物

酔ってるか寝てるか二日酔いか・・・、このところそんな毎日である。

飲み過ぎで喉が痛いが、休日に飲まないなんてもったいない事はできない。

あぁもう体は嫌がっているが、あと二日、頑張っておくれ。

今朝目が覚めると、隣でエルが寝ていた。

WAO!

散々飲んで、寝た時のことなど忘れているので、これは嬉しいサプライズである。

独身男性が酔ってツンデレ女を落とした翌朝は、こんな気持ちになるのではないか。

時間はまだ9時半だ。

早い。

昨夜寝たのは3時近かったのだ。なのにこんな時間にスッキリ目が覚めて。

これは、神からのプレゼントだ。

神が「早くネットゲームにログインしなさい。」と仰っているのだ。

体を起こそうとして、左を見る。

ああ、神はあんな事を言うが、ここには天使が寝てるじゃないか。

エルは二つ並べた枕の間に挟まるように頭を乗せ、人間のように肩まで布団に入ってスヤスヤ寝ていた。

片手をアゴの下に敷き、夢見る乙女のようなポーズである。

神・・・、EE:AEB64

ムラムラと撫でたりチューしたりしたくなったが、それすらためらわれる程の愛しい寝顔である。

起こすなんて、とてもじゃないができない。

起きる事は諦めたが、代わりに私はいい事を思いついた。

ベッドの上に、携帯があったのだ。

写メってブログにUPして、閲覧者をヒーヒー言わせてやろう。

ゆっくり手を伸ばす。

エルが起きないように、ゆっくりゆっくりと。

はたから見て気付かない程、ゆっくりと。

起きちゃうんだなぁの法則EE:AEB64

しかも起きたなら起きたで「よっこいしょ」と起き出してくれればいいのに、目だけ開けて「夢見る乙女のポーズ」を「良く見る猫のポーズ」ぐらいに変えて、引き続き寝てしまった。

神のプレゼントを断った罰である。

天国で一番偉いのは神様、天使はもっとずっと下なので、そこを間違えてはいけない。

起きたら飲茶の食い放題に行き、お腹が苦しくなって動けなくなり、家でDVDを見てそのままソファで寝てしまった。

5時半頃に神様がまた「今起きればちょっとゲームできるよ」とプレゼントを持ってきたが、やはりエルが左の脇の下に挟まるように寝ている。

私はさっき神を冒涜した後ろめたさがあったので、今度はエルを撫でたりつっついたりしてみた。

エルは体をいじくられるのは嫌いなので、眠りが浅ければそれですぐ起きるのだが、こういう時に限って爆睡の法則である。

次に起きたのは、7時半である。夜の。

起きた。

食べた。

DVDを見た。

寝た。

これに「飲んだ」が加わって、1日が終わる事だろう。

神は私に「プレゼント」でなく、「嫌がらせ」をしただけなのかもしれない。