酔ってるか寝てるか二日酔いか・・・、このところそんな毎日である。
飲み過ぎで喉が痛いが、休日に飲まないなんてもったいない事はできない。
あぁもう体は嫌がっているが、あと二日、頑張っておくれ。
今朝目が覚めると、隣でエルが寝ていた。
WAO!
散々飲んで、寝た時のことなど忘れているので、これは嬉しいサプライズである。
独身男性が酔ってツンデレ女を落とした翌朝は、こんな気持ちになるのではないか。
時間はまだ9時半だ。
早い。
昨夜寝たのは3時近かったのだ。なのにこんな時間にスッキリ目が覚めて。
これは、神からのプレゼントだ。
神が「早くネットゲームにログインしなさい。」と仰っているのだ。
体を起こそうとして、左を見る。
ああ、神はあんな事を言うが、ここには天使が寝てるじゃないか。
エルは二つ並べた枕の間に挟まるように頭を乗せ、人間のように肩まで布団に入ってスヤスヤ寝ていた。
片手をアゴの下に敷き、夢見る乙女のようなポーズである。
神・・・、鬼EE:AEB64
ムラムラと撫でたりチューしたりしたくなったが、それすらためらわれる程の愛しい寝顔である。
起こすなんて、とてもじゃないができない。
起きる事は諦めたが、代わりに私はいい事を思いついた。
ベッドの上に、携帯があったのだ。
写メってブログにUPして、閲覧者をヒーヒー言わせてやろう。
ゆっくり手を伸ばす。
エルが起きないように、ゆっくりゆっくりと。
はたから見て気付かない程、ゆっくりと。
起きちゃうんだなぁの法則EE:AEB64
しかも起きたなら起きたで「よっこいしょ」と起き出してくれればいいのに、目だけ開けて「夢見る乙女のポーズ」を「良く見る猫のポーズ」ぐらいに変えて、引き続き寝てしまった。
神のプレゼントを断った罰である。
天国で一番偉いのは神様、天使はもっとずっと下なので、そこを間違えてはいけない。
起きたら飲茶の食い放題に行き、お腹が苦しくなって動けなくなり、家でDVDを見てそのままソファで寝てしまった。
5時半頃に神様がまた「今起きればちょっとゲームできるよ」とプレゼントを持ってきたが、やはりエルが左の脇の下に挟まるように寝ている。
私はさっき神を冒涜した後ろめたさがあったので、今度はエルを撫でたりつっついたりしてみた。
エルは体をいじくられるのは嫌いなので、眠りが浅ければそれですぐ起きるのだが、こういう時に限って爆睡の法則である。
次に起きたのは、7時半である。夜の。
起きた。
食べた。
DVDを見た。
寝た。
これに「飲んだ」が加わって、1日が終わる事だろう。
神は私に「プレゼント」でなく、「嫌がらせ」をしただけなのかもしれない。