ラックラク♪フフフン♪♪
上司アンガがキャラクターを強~~くしてくれたので、まったくストレスを感じる事なく進んでいる。
マップもネットで手に入れ、それを見ながら最短で先に進んで行った。
最初は呪文を出したり仲間を呼んだりしていたが、それすら必要ないことがわかった。
特技で充分である。
具体的に言うと、ゼシカが「双竜打ち」、ヤンガスが「オノむそう」、主人公が「さみだれ突き」、ククールが「はやぶさ斬り」である。
つまり、一度に何度も攻撃できる特技だ。
私はソファにだらしなく伸びて座り、腹が減ったらラーメンを食べながらプレイした。
余裕である。
程なくして、竜神族の里に着く。
集会所の長老を残して、ひととおり話を聞き終わったところである。
上司アンガからは、小さなメダルだけはしっかり取るように言われていた。
彼は私がどのメダルを取ってきたかなど知らないので、ダンジョンから何からくまなく回って、取り残しを全部取ってくれていたのだ。
後はここのを取れば、めでたく凄い武器が手に入るとの事である。
「楽だよ~~~♪」
竜神族の里まで余裕で来た事を上司アンガに告げると、「・・・そこまではね。」と彼は言った。
「問題はそこから先なんですよ。」
彼曰く、コメントをくれたすかぶーさんぐらいのレベルがあれば楽に進めると思うが、それじゃ面白くないんじゃないかとわざわざこの辺のレベルで育てるのをやめたとか。
何たる親切(泣)
まぁラスボスは相当強いそうだから、私はこの裏ダンジョンでわかる真実を知れればいいと思っている。
欲が出たら、またアンガに頼み込むことにしよう。
完全な他力本願である。
まぁ裏だから、良しとして欲しい。