前回観た内田けんじ監督作品「運命じゃない人」がとても面白かったので、こちらも借りてみた。
今度はどんなサプライズが・・・?
監督:内田けんじ
キャスト:大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人
出産間近の妻を置いて失踪した木村。
そんな木村を探しに来た探偵にすっかり振り回される、木村の友人・神野だが、探偵と一緒に木村を探していて新たに分かる彼の裏側。
女・・・?
金・・・?
神野の知っている木村は真面目な男で、そういった汚い事に手を染める奴ではなかった。
一方、木村探しを依頼された島崎と名乗る探偵は、ギリギリの瀬戸際に来ていた。
何としても今日中に木村を探し出さないと、自分に明日はない。
果たして木村は見つかるのか?
なぜ、身重の妻を置いて急に失踪したのか??
最初はごく普通の推理モノであった。
ごく普通に「どうして?」「誰が?」と推理を楽しんでいたが、突然、自分達は大きな勘違いをしていたことに気付く。
内田けんじマジックである。
すっかり騙された。
私達は勝手な思い込みで前半を観る事になるが、それが間違いだと気付くと今度は急いで修正しなくてはならない。
これは結構難しい作業であった。
こういった意外性は素晴らしいものがあるが、いかんせん素晴らしすぎてついて行くのが大変だった。
自分なりに立てた全く使い物にならない推理を、新しく立て直すのが非常に難しい。
ストーリーの騙し具合が見事なだけに、凡人以下のぽ子にはついて行けないのだ。
話も複雑であったために、こんがらかった勘違いの糸をほぐすのが大変だった。
頭の回転がいい人が見れば手放しで絶賛するんだろうが、ぽ子には難しくて忙しくて、楽しむ余裕がなかった。
やっと「あぁ面白かったね。」という気持ちになったのは、全て観終わって、家族会議のように答え合わせをしてからである。
今回はちょっとぽ子には敷居が高かったが、この「内田けんじマジック」、出来ることならまた楽しんでみたい。
他に作品があれば積極的に観てみようと思う。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ 意表をついていた
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆ 伏線張りすぎ