映画の記事にコメントをくれたmakotoさんのオススメだ。
監督:リドリー・スコット
キャスト:ラッセル・クロウ 、ホアキン・フェニックス
彼は「300」の記事にコメントを入れてくれたのだが、なるほど、テイストは良く似ているので、「300」が気に入った人には同じように楽しめるだろう。
将軍マキシマスは、皇帝からその息子コモドゥスよりも大きな信頼を寄せられていたが、それを知ったコモドゥスにより、命を狙われることになる。
何とか処刑の危機は免れるが、非道なコモドゥスは黙ってはいない。
コモドゥスの仕打ちに打ちひしがれたマキシマスだが、奴隷として拾われ、グラディエイター(剣闘士)として命をかけて戦っていく運命になる。
やがて彼は有名になり、再びコモドゥスの前に今度は剣闘士として現れることになる。
そして復讐のチャンスがめぐって来る・・・。
前置きがちょっと長く、ストーリーに引き込まれるまで時間がかかった。
でもその前置きさえ過ぎてしまえば、後はいやでも夢中になるはずだ。
陰謀、駆け引き、疑惑。
一体誰をどこまで信じるべきか。
そしてどこまでも悪役のコモドゥス。
ここまで酷いとどこか滑稽でもあるが、それだけに見ているこっちもマキシマスに感情移入できる。
前出の「300」同様、強いということの美しさを、この作品でも充分堪能できる。
むしろ「300」よりもストーリーがドラマティックであり、観終った時の気持ちが複雑であった。
実はこのブログでレビューをUPし始めてから、初めて泣いた作品である。
ラストで出てくる麦畑をゆっくり歩くシーンが、冒頭のシーンと繋がった時、それが誰でどこに向かっているのかが分かる。
英雄マキシマスは、ただ家族を愛するひとりの男だったのである。
ぽ子のオススメ度 ★★★★★
ダンナのオススメ度 ★★★★☆ カッコイイ。悲しい。
ぶー子のオススメ度 ★★★★☆ 勢いに乗れればGOOD。