同名の作品がいくつかあるみたいだが、これは2013年のジョシュ・C・ウォーラー監督によるアメリカ映画である。
監督:ジョシュ・C・ウォーラー
キャスト:ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン
生き残らないと、家族が殺される。
捕われた50人の女性。生き残るためには、殺すしかない。自分だけではなく、家族の命がかかっているのだ。
まるで格闘技を楽しむように、それを見ている主催者たち。気分次第で対戦相手を決め、残るのは誰だと予想する。
とうとうこれが最後の「試合」だと告げられたサブリナ。対戦相手は、これが初戦だという女性。
誰もがサブリナの勝利を疑わなかったが・・・・・・・。
こういったバトルロワイアル的なサバイバル映画は良くあるが、ストーリーが悪いとほとほと悪趣味なものである。
女同士のバトルは壮絶ながらどこか美しく見ごたえがあった。
しかしキャラクターひとりひとりの印象が薄く、誰にも思い入れがないまま生死をかけた戦いを見ることになるのだ。こうなると単なる格闘技である。
誰が主人公なのかすら良く分からない程に、スポットの当てどころがブレている。サブリナならもっとサブリナに焦点を絞るべきだ。
これといってきっかけもないのに、一部で妙な連帯感が生まれるのも不自然だ。
ラストも謎。
ミステリアスという意味での謎ではない。は?という意味不明な謎である。
バトルありきでストーリー性に欠ける。
バトルシーンが良いだけに、残念。
ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆
ダンナのオススメ度 ★★☆☆☆