私の勤めている職場に、すぐ「だって」と言う奴がいる。
「だって」と言う言葉は自分を正当化するための言葉であるが、そんな魔法の言葉なんかではない事には気付いていない。
あからさまに自分を守る、周りにとって不愉快な言葉なのである。
しょーがないでしょ、と免罪符を要求しているのと同じ事だ。
しかし、あえてそれを使わせてもらいたい。
だってダルいんだもん。
どうやら本格的な夏バテらしく、酒を飲んでいない間は頭痛がする。
気持ちが悪く、動く気がしない。
バテてなくても月曜だからどうせ何もしないで終わっていただろうが、昨日は飲まないで寝たのだ。
もうちょっと使い物になるんじゃないかと期待していただけに、この無駄な過ごしっぷりにガッカリだ。
昨日の夜も暑かったが、電気代がもったいないので私は扇風機でしのいだ。
タイマーを1時間セットしておいたが、止まって暑くなる度に目を覚まし、またタイマーをセットする繰り返してあった。
それでもこの程度の暑さなら扇風機で充分やり過ごせると思ったのだが、朝になると頭痛と吐き気がしてグッタリだった。
そうだ、去年も書いたが、私は暑さに強くて弱いのだった。
つまり、暑いのは比較的平気なのだが、体がダメなのだ。
去年は日中もできるだけエアコンを使わないで過ごすことができたが、それほど暑いと感じなくても体がグッタリしてしまう。
あぁもったいない、私の精神はまだまだ頑張れると言っているのに、体がついて来ないのだ。
一方ダンナはその逆である。
冬も室内ではTシャツで過ごしているし、春先からもう「暑い」「暑い」と騒ぎ出す。
しかしバテることはない。うるさいだけである。
こんな2人が同じ家に住んでいるのだから、室内の温度設定が難しい。
暑い方は脱ぐには限界があるので、寒い方が着込むような暗黙のルールになっているが、同じ部屋にパンツ一丁の人間とフリースのジャケットを着込んでいる人間がいたりする。
なぜこんなに違いが出てしまうのだろう?
しかし私も、今からこんなにバテている場合ではない。
もうちょっとうまくエアコンを使わないと、ただでさえ使い物にならないのに、これでは私の存在価値が全くなくなってしまう。
それにしても、部屋の猫たちはデローッと伸びきっている。
お~い、この部屋はそんなに暑いのか??
ここはもうエアコンの出番なのだろうか??