寝た時の記憶がない。
とにかく気がついたら朝で、花粉の薬と頭痛薬を飲んでまた寝た。次は昼だ。
二日酔いはだいぶ和らいでいた。
助かった。今日は神社に厄除けに行くのだ。
と言っても、厄は私ではない。ダンナと娘ぶー子だ。
私の厄はいつのまに通り過ぎていた。
そもそも占いの類に弱いので、極力その手の情報には接触しないようにしているのだ。
その甲斐あって、自分の厄年についてはサッパリ不明である。
天気が良かったので、自転車で駅前に向かう。
まずはポポラマーマでパスタ。
しかし携帯を忘れてきたので写真が撮れず、グルメ記事をひとつ逃してしまった。
神社で受付をすると、すぐにやってくれると言う。
私は本屋に逃げた。
絶対に笑ってしまう。
何度も書いているが、私は笑いを堪えるプレッシャーにムチャクチャ弱いのだ。
以前ぶー子の七五三のお参りの時に、やはり神社でお祓いのような事をしてもらったが、かなり苦しい思いをした。
そもそも神主さんが何を言っているのか分からないから問題はなさそうだと思ったのだが、その呪文のような言葉の中に突然、「東久留米~~、滝山に~~住む~~娘ぶ~子ぉぉ~~・・・。」と非常に馴染みのある固有名詞が出てきたのだ。
あの時はぶー子の他にも5、6人の子供がいた。
ぶー子は一番でなかったため、「もうすぐぶー子だ」「次はぶー子だ」と順番が迫ってくるのがよく分かり、これもかなりプレッシャーになった。
そしていよいよ、神主さんは裏切る事なく、歌うようにぶー子の住所と名前を呪文の合間に読み上げた。
それがおかしくて、涙が出た。
ちなみにぶー子もこの手の笑いに弱い。
友人の結婚式に一緒に行ったことがあったが、神前式だったため辛かった。
ピョオ~~・・・という笛の音のようなものが鳴り出すと、ぶー子の肩が震え始めた。
ばかやろ~、隣で我慢している人間がいると思うと、なお辛いのだ。
その結婚した彼女は同級生だったのだが、昔ちょこっと悪さをして先生に叱られた事があった。
彼女もこの手のツボを持っていたので、最終的には説教を聞きながらふたりで爆笑していた。
エレベーターなど、他人との密室もキツい。
お葬式など、絶対に笑えない場所は最悪だ。
不謹慎だが、アレルギー体質のようなものなのだ。
何とかなるものなら何とかして欲しい。
何ともならないから本屋に逃げたのだ。
誘惑に弱いぽ子は、ここで雑誌を2冊購入。
その間にダンナとぶー子は「かしこみかしこみ」を終わらせてきた。
ぶー子の笑いは爆発寸前だったと。
あ~、おっそろしい。永久に厄年に気付かず、スルーしたいものだ。
その後は「ファッションセンターしまむら」へ(ダンナは車で寝ていた)。
そしてユニクロへ(私は車で寝ていた)。
そして酒屋とスーパーへ(ぶー子は車で寝ていた)。
そこで買った酒とつまみを飲み食いしているが、アルコールで花粉症の症状が悪化し、非常に不機嫌である。
治ったと思った4、5日前が懐かしい。
しかし、どうやらダンナが花粉症デビューを果たしたようなのだ。
彼には悪いが、正直、同士ができてすごく嬉しい。
「飲んだら鼻、詰まってくるよね!?」
「『なにぬねの』って言ってみて!!」と、はしゃいでいるぽ子である。
鼻が詰まって、集中力、思考力が低下しています。
文章にまとまりがなくてすみません。