人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

来たか?

*花粉症2008*

今年こそは、もうこのカテゴリーは作らないつもりであった。

その理由は去年とは違う。

どうやら、治ったらしいのだ。

昨日の夜までは。

いや、本当に昨日の夜までは平気だった。

例によって「花粉なんて知りません・ユダ作戦」を遂行していたが、一度でも症状が出たら精神的にこの作戦は難しくなる。

だから一応マスクなどして「これで完璧」と思い込んでいた。

これは成功であった。

できるだけ花粉の話に耳を貸さないように忙しくしていたが、この時期に花粉の話題に接触しない事は、非常に難しい。

仮に耳から入らなくなっても、マスクの人たち、薬局やコンビニで増殖する花粉グッズなどで、否が応でも奴らはこちらに飛び込んでくる。

しかし私は頑張ってそれらをスルーした。

私には関係ない話だ。

治って良かった。

ところがまず、会社で「もうとっくに花粉症が始まってるの」という、パート仲間の話、私の横の「もう鼻痛え!!」との悲痛な声などで、本格的にシーズンが来ている事を知った。

私は「花粉なんて知りません」という花粉対策をとっていながらも、それがあまりにも完璧だったため、花粉の正確な時期すら忘れていたのだ。

そこで、「なんと!私はまだ大丈夫」という気持ちと、「なんと!始まっていたか。知ってしまった、もう作戦無理」という気持ちがせめぎあった。

何とか2、3日は頑張ったがついに、昨日の夜、外出中に崩れてしまった。

油断してマスクを車に置いて本屋に入ったのだ。

「私はもう治った」と言い聞かせながらも、心のどこかで「花粉だらけ」という言葉がチラついている。

そのチラついた文字が時々クッキリと浮かび、その度に鼻腔がムズムズッとする。

まぁ1回2回は大丈夫だろう、と豪快にくしゃみを出したら、ムチャクチャ気持ちが良かった。

ムズムズの不快感→ハクションの快感。

魔力である。

もうぽ子はこの魔力の前に、なす術がなかった・・・。

実はぽ子は、すでに予防のために薬を飲んでいたが、昨夜はついに「症状が強くなったら飲んでください」という方の薬に手を出してしまった。

これを飲んだら「花粉症のキツい症状に苦しんでいます」という事を認めた事になるのでかなり抵抗があったが、今「花粉症のキツい症状」なのだ。助けて。

寝る前にも秘薬を鼻に点した。完全に花粉症真っ只中モードに転落だ。

今日も強い方を飲んでいるが、効き目はイマイチである。

1日4錠までなら飲んでいいと言われているが、それをやったら後がない。

症状は真っ只中でも、私にとってはシーズン始まったばかりなのだ。

それにしても昨日まで症状が出なかったのだ。

その理由を考えてみた。

いつもの年と違うところは、

・2月の上旬に耳鼻科に行き、早めに飲み始める薬というのを飲んでいた。

・タバコをやめた。

・ユダ作戦が上手くなった。

の3点である。

多分、早く薬を飲んでいたからと言うのが大きいと思う。

ちなみにもらった薬は、「タリオン」で、症状が強くなったらと言うのは「ニポラジン」である。

去年の私の教えによると、一度ニポラジンを飲み始めたら、そのままニポラジンでいけと言っている。

それは、症状は出てからだと抑える事が難しいから、出る前に封じるという事らしいが、これは全くの我流なので効果に保障はない。

ちなみに今の段階では、両方を1錠ずつ、1日に2回飲んでいる。

ここまで来たらユダ作戦はもう効かない。

後は薬をうまく使い、できるだけ花粉の事を忘れてくしゃみを出さない事だ。

去年の今頃は「楽になってきたホイ」とか書いてたんだけどなぁ。