人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

うんざり

うんざり~~っ、アハッ♪ うんざり~~っ、アハッ♪

RCサクセションは南国ムード溢れるリズムに乗せてうんざり♪と歌っていましたが(試聴してみます??)、私はまだ人間ができてませんのでそんな気分にはなれませんね。

月曜日である(怒)

それだけの事が非常に私の気分を悪くしている。

ざり、うんざりBABYうんざりBABYうんざりBABYうんざり、ざり♪

世界中の不幸が私目がけて集まって来るような気分だ。

口を開くのも辛いがひとりで家にいるとそれこそドツボにはまるので、有難く会社に向かう。

「ものすごい負のオーラを感じました。」

ある月曜を振り返って上司アンガにこう言われた事があるが、極力回りに悟られないように努力してもこんな有様である。

そつなく笑顔で対応していたつもりだが、帰る頃には疲れ果ててしまった。

晩ご飯を作らなくてはならない。

ざり、うんざりBABY、うんざりBABY、うんざりBABY、うんざり、ざり♪

通販で毎月送られてくるラーメンがたまっているが、昨日もラーメンであった。昼も夜も。

楽したい、作りたくない、ゲボォッッ・・・。あぁ、心でゲロッてしまった、もう最悪。

鍋にした。

これなら材料切って放り込むだけだ。

月曜からキムチ鍋かよ、うんざりBABY、うんざりBABY・・・。

家に帰るとエルのうんこっこがまた落ちていた。

私は今朝もエルのうんこっこを起きるなり拾ったのだ。

エルは我が家の天使である。何をやってもかわいいが、私は天使の糞拾い~、ざり♪(泣)

「フーーーッッ。」

唸るようにソファに座ると携帯がピピピと鳴った。

んん?この音、さっき帰り道でも鳴ってたじゃん。

ダッセー着信音だから自分じゃないと思ったが、そうだった、携帯買ってからまだ全然いじってないのでフルノーマル状態であった。

・・・ジャジャマキであった。出るんじゃなかった。

「ぽ子さん~??あのねぇ・・・。」

コイツはメールもそうだが、まるで内容が要領を得ないのだ。

「用件を伝える」のではなく、「ダラダラ垂れ流す」のである。

毎度飲み会でトラブルを起こしているのだが、今回もどれだけ自分が正しいかという事をダラダラと話してくる。

次第に興奮してきて何だか怒られてるみたいな気持ちになり、だんだん腹が立ってきた。

私は関係ないのだ。

なんで月曜のこのムナクソ悪い時に、一方的にこんな話を聞かなくてはいけないのだ、うんこ拾いの後に。

電話を早く切りたかったからかなり露骨に冷たい態度をとってしまったが、今度は自己嫌悪である。

もう~、勘弁してマンディ(泣)

娘ぶー子は今夜は遅いと言っていた。

ダンナもこの頃残業続きだから遅いはずだ。

もう寝るっ!!

起きていても何もいい事なんかありゃしない。

ソファにゴロンと横になったが、途端に

ンガオ~~~・・・ンガオオォォォ~~~ン・・・。

とエルの遠吠えが始まった。

エルの発情期Ⅱのシーズン3に入っているのだ。

天使、天使、と言い聞かせて目を閉じたが、カシーカシーと床を掻く音で飛び起きた。

GOD!!うんこっこアゲイン・・・(泣)

このバカヤロー、このウンコッタレ!!

ついにキレたぞ、ぽ子はついにエルにキレたぞ、あなたに出会って1年が過ぎました、ついにエルにキレたのだ。

私は逃げるエルをフン掴みウンコに顔をつけてやろうと思ったのだが、キャットタワーにしがみついたエルが離れない。

手足が細いので無理に引っぱると折れてしまいそうだ。

むむむ・・・、仕方なく私はウンコの方をエルの鼻先に持って行ったが、地味な攻撃である。

もうエルのウンコタレ(泣)

次には新聞屋が来たが金がなかった。

仕方なく娘ぶー子の誕生日のお祝いのお金に手をつけた。しかし誕生日のお金ならこの間渡した気もするのだが・・・。

どうなってるんだ、財布の中は。ますます気持ちが荒んでくる。

新聞屋は「ジャイアンツのタオル~、どうですか??」と言ってタオルをくれ、「遊園地、行きますかぁ?プリキュア、来ますよ。」と遊園地の券をくれた。

ジャイアンツもプリキュアも遊園地もタオルも全く興味がなかったが、このおっちゃんはとても気の優しいおっちゃんなので、つい「とても嬉しいです」というアピールをするために大袈裟に「ええっ、いいんですか!?」などと声を上げてしまう。

月曜だというのにこんなところでサービス精神を出してしまい、また消耗してしまった。

あぁ・・・。明日は歯医者で親知らず抜くんだっけ・・・。

もうイヤだ、ぽ子はこれから飲もうと思う。

早く寝りゃいいでしょ。