人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

てっぺん@上井草

このお店に最後に行ったのは、もう数年前になる。「もう来ないだろう」と思いつつ・・・。

かなりおいしいと思ったのだが、私には救いようのないほど味が薄かった。

替え玉ができるのに「タレ」が置いていない。

味を濃くするには、「言う」か卓上の塩を振るしかない。

結局濃くしてくれとは言いにくく塩を入れていたが、やはり塩は塩である。問題の解決にはならなかった。

2回目に行った時はしょうゆラーメンにしてみたのだが、やはり薄かった。

タレも置かないぐらいだからこの状態にこだわりがあるのかもしれない。

だとしたら私の味覚との溝は埋まることはないだろうと、行かなくなってしまったのだ。

このあたりではなかなかない、本格的な九州ラーメンのお店でとても残念だった。

ところがあれから月日が流れ、相変わらずおいしいラーメンを求めて日々パソコンで情報を集めているが、時々目にする「てっぺん」の情報。

どれもいい評価ばかりである。

確かに味が薄いだけで、とてもいいラーメンだったと思う。

気になってきた。

もう1回、食べてみようか?

こうして数年ぶりに行ったのだが、ちょっと様子が変わっていた。

味の濃い薄いのリクエストができるようになっていたのだ。

こってりとあっさりも選べたが、これは前からあったっけ?

まぁそんなんで「濃い目、こってり」でお願いした。

結果、スープはスンバラシイ状態になっていました。

トロンと乳化したまろやかなスープ、濃さも丁度良く感激の味です。

臭みやエグさもなく、御天のラーメンの重さをそのままに優しいラーメンにした感じです。

麺は硬めにお願いした割には普通、というかそういう麺なのでしょうか、ちゃんと芯はあってもフニャッとした食感だ。

ぽ子的にはもっとバリッとした麺が好みなので・・・うーん。

厚めに切ったチャーシューはしっかりと濃い味つけで脂の乗った絶品です。

後はこの手のラーメンの宿命で特筆するべきものがないのですが、卓上には紅しょうが、ニンニク、こしょう、ゴマ。

この中でぽ子が乗せられるのは紅しょうがしかなくて、欲を言えば有料でもいいから辛し高菜があったら嬉しかった。

それでも、味の調節ができるようになってとても身近になった気がする。また来たいと思うのだ。

いかんせんキングオブラーメンの御天は強烈過ぎるので、こういったラーメンが比較的近場になると嬉しいです。

ぽ子評価です。5段階で、

スープ:文句なし、「5」です!

麺:もうちょっとバキバキ感があったら好き。

  「3」。

具:この手のラーメンにバリエーションは求められない

  ので。チャーシューは絶品だし「4」で。 

総評:5に近い「4」で。スープ、凄い。