窓から駐車場を覗く。
この間、早朝に盗難防止アラームかなんかを派手に鳴らしやがった車が見える。(参照:6月10日「パァァァァァ~」)
今日は運転手も見えたぞ。
長州小力を茶髪にしてどえらい悪くしたような男であった。
ひ~、恐ろし。
おまわりへの怒りをコイツにぶつけなくて良かった。
今日はエルの爪とぎを使用禁止にした。
ん?何か変だぞ。
エルの爪とぎになり果てた壁を、爪とぎじゃないようにするぞ。どう言ってもおかしいが、伝わったと思う。感無量。
先住猫のラもミもそんなことはしないで、とぐ所もなくなったようなヤワヤワのダンボール製のつめとぎで大人しくといでいる。
なのにエルはいつまでたってもそれを覚えず、ザラザラのクロス張りの壁でバリンバリンやってしまう。
もうボロボロだ。
ダンナがずいぶん前につめとぎ防止用のシートを貼ったが、もうそれもボロボロだ。
爪をとぐばかりでなく、ラやミに追いかけられると泡食ってよじ登ったりもするのだ。
シートのずっと上の方もボロンボロンだ。
もうある時から諦めてしまった。
しかし今日見つけてしまった、ダンナが買い足した爪とぎ防止シート。
丸ハゲになる前に使っちゃるか。
こんなボロ壁でも、1年後と比べればまだ取り返しがつく程度なのかもしれない。
ザ・ポイントオブノーリターン。ぽ子、ノータリン。
まずは、ボロボロにささくれ立ってる壁を撫でてならす。
ポロポロとクロスが粉状に舞う。ファンタスティック・イリュージョン!!
地味に盛り上がると、シートを当ててだいたいの大きさを決める。決めると言ってもおおよそのところに爪で印をつけただけだが。
印をつけたところから折って、カッターで切る。アハハ、やっぱりまっすぐ切れない。
斜めとか歪んだとか、そんな生易しいもんじゃない。ギザギザ(笑)
で、説明書によるとこのシートはシールのように1枚はがすと裏が壁に貼る面になるらしいから、はがしてみる。でかいから接着面同士がくっつかないようにしないと。
あれ?
どうせぽ子如きがやるんだからあっちこっちひっついてメチャクチャになるはずだったのに、おかしいな。
接着面はサラサラであった。
困ってしまった。どういう事だ?
はがした方が貼るべきシートだったのか?
しかしはがした透明な1枚もツルツルのうすうすのクシャクシャで、こいつは間違いなくついさっきからゴミだ。
ペット・ツメ傷保護シート、980円。
980円ー・・・。捨ててたまるか、こいつ、何が何でも貼ってやる。
シートのフチにセロテープをベタベタ貼って壁につける。
しかし歪んで貼ってしまったようで、真ん中に空気が入ってふくらんでしまい、ぐるっと1周貼ることができなかった。
大丈夫なのか、これ?
結局、ただの包装紙をセロテープで貼った状態である。
見栄えも強度もアテにできないさえない出来だ。
ところで、今、記事にするために改めてこのシートの説明書をみたが、
「パパ・ママ・安心!
ペット・ツメ傷保護シート
壁に優しい吸着タイプ
凸凹の大きな壁紙ではシートがはがれる事があります。」
この壁のクロスはもともとデコボコの上、エルがボロボロのボコボコのザラザラにしてしまった。
ペット・ツメ傷保護シート、980円。
チャーシュー麺、食べれる。
ちなみにぽ子はまだ、チャーシュー麺というものを1人で食べた事はない。
注文してチャーシューを分けたのが、ぽ子の精一杯のチャーシュー麺だ。
シート、はがす気にならないのだった。