さて、その後はひとりで飲んでいたのだが何をしていたのやら。
気付いたら朝だった。
あぁくっそ、エルを連れて一緒に寝れば良かった、と思ったらちゃんと一緒に寝ていた。
カワイイなぁ・・・。また目を閉じる。
今日はダンナのギターのレッスンが休みなので、一緒に出かけるチャンスだった。
なのでわざわざ母との食事会の予定をズラしたのだが、次に目が覚めたのは11時半だった。
しかも頭痛だ。
全くいつもの土曜日だ。
「土曜日暇だから、どっか行くなら一緒に行くけど。」と、娘ぶー子が珍しく言ってきたので、
それを汲んで有意義に過ごす予定であった。
有意義と言っても彼女が望んだのは「ドライブ」である。
行き先に希望はない。
単純に動いている車に乗れればいいと、それだけだ。車で音楽を聴きたいのだ。
私は断然カラオケを推していたのだが、ぶー子が猛烈に拒否した。
何だよ、前回喜んで来たじゃないか。
「行ったけど最悪だった。もう行かない。」
記憶がないので何がいけなかったのがわからないのだが。
そこで私はこの素晴らしい頭脳で提案した。
算数はできないが、カラオケかかると冴えるぞ。
ドライブ行ってラーメン食べて、その後は夫婦でカラオケだ。
すっげー私のための週末だ。
それにしてももう11時半かよ・・・。
ギター休み活かしてない・・・。
ラーメン屋はドライブを兼ねさせたので、ちょい遠めだ。
選曲はぶー子と私のバトルだ。
最初のMDは私がチョイスした。
この間借りたJETだ。ムチャクチャ良かった。
次のぶー子はまた例のレゲトンだ。
他にも色々持っているのに、嫌がらせのようにいつも同じMDだ。
それにしてもレゲトンの「トン」って何だ?
民族音楽のようなレゲトンが終わり、今度は私の番だ。ピンクフロイドかBECKか・・・と悩んでいたら
「・・・俺のも・・・。」とダンナが遠慮がちに言い出した。
そういえばダンナもこの間一緒に何枚か借りてたな。
故意にダンナの希望を握りつぶしていたが、やはり彼も聴きたかったのか。
・・・カシオペアであった。彼はギタリストなのだ。
おかげでグッスリ寝てしまった。
フュージョンも嫌いじゃないが、もうラーメン食った帰り道、ダンナはきっと私を寝かせてくれようとしたのだろう。
家に着くなり寝室に行った。
次に目が覚めたのは8時だ。
しまった、マルフジの半額は7時半からだ。刺身が食べたい。
今日は土曜日である。
このままでは普通の日になってしまう。
だから今こうして一生懸命飲んでいるのだ。
週末だからこそできることがあるのだ。