この頃飲んでないので(ビール、サワー缶は酒とカウントしない)朝、調子がいい。
今日こそは寝ないで活動的に過ごせそうな気がする。
そうだ、面接に行かないと・・・あぁもうオーマイガッド。
これ以上引き延ばすのもイヤだけど、行くのもいやだ。
まだ9時だ。
きっと会社も始まったばかりでバタバタしてるだろう。
だいたい朝イチで面接希望の電話なんてガッついてていけない。
10時。10時になったら電話しよう。
10時になったら掃除をした。
電話をしなくてはと思いはするけど現実を見たくないので
「掃除機かけてから・・・。」
「おっとここも汚い。」と延ばし延ばしにする。
いつもは全然気にならないところがここぞとばかりに気になってくる。
いいぞいいぞ、忙しいんだから電話は後だ。
10時半。
掃除もノッていたがちょっと待てよ。
今日は美容院に行きたいんだった。
もし面接で採用されたら、今後また時間がなくなっちまう。
今日は新宿で待ち合わせしてるから早くしないと。
うー・・・。
電話の前で練習する。
他人との電話がすごく苦手なため、練習しないとかんでしまうのだ。
前の会社では電話と取ると、会社名と営業所名と自分の名前を立て続けに名乗らされた。
これが長くてなかなか言えない。
言い切ったと思うとその達成感で胸が一杯になり向こうの名前を落とす。
仕事でもそうだったけど、練習してからいざ挑んでも、想定外のことを言われると泡食ってしまい、お侍さんのような喋り方になってしまう。
顔が見えないのが救いだ。
電話に出た方は優しい方で助かった。
子供に言い聞かせるようにゆっくり喋ったのでかまずに済んだ。
しかし頭の悪そうな印象を与えてしまった事だろう。
まあいい。驚くなよ。雇われたらガンガン働いてやる。
面接は月曜日になった。
3日後だ。・・・猶予ができてウレシイ。
今日は面接なしだ!嬉しいなったら嬉しいなっ!
まだ私は誰にも雇われていない自由の身なのだ。
次は美容院だ。
昨日変装してダサくなり果てた自分を再確認した。
最後に美容院に行ったのは1月だ。
今思いついてしまったが、ゲゲゲの鬼太郎の髪型に良く似ている。
関心している場合ではない。早く何とかしないと。
駅前の美容院に行った。
今まで通っていたところはイマイチなので新規開拓だ。
なんて言うとちゃんとリサーチしたみたいだが
家に割引券の付いた広告が入っていたから来ただけだ。
入ってみると・・・。
・・・いー・・・・。
お客、誰もいない・・・。
しかも店員、男2人・・・。
苦手だなぁ、こーゆーの。
誰もいないのですぐ通される。
・・・すみませんね、こんなオバサンで・・・。
・・・すみませんね、ダサい女で・・・。
・・・すみませんね、鬼太郎で・・・。
コジャレた美容師を前に縮こまる。
男の美容師は苦手だ。
どうも見下されてるように感じてしまうのだ。
耳の穴とか見られるのもなんかイヤだ。
もしかして襟足に500円玉大のホクロがあるかもしれないし。
美容院に行くときは写真を持っていくようにしている。
口で説明しようとすると電話と同じでヘロヘロになってしまう上、
うまく伝わらないことが多いからだ。
高校生の時だが、吉祥寺の有名な美容院に初めて行った時もそれで失敗した。
ニワトリの頭のような信じられない頭にされたのだ。
「あー、あれね!いいねぇ、こういう奇抜なのやる子、なかなかいないから嬉しいよ。」
こう言われた時におかしいと思うべきだった。
後ろだけは長いのだがあとは長めの角刈りだ。
仕上げに横の毛は下からドライヤーをあてて立てた。
前髪は長めで、下ろしている。
きっと想像もつかないだろう。ありえない頭だ。
かなりショックだったが直しもせず、律儀に横の毛をドライヤーで立たせていた。
これ以来、ヘアカタログを持って行くようにしている。
今回の美容師さんは写真はチラッと見ただけで、後は2、3質問をしてパッパと切り始めた。
もの静かな人で、私はゆっくり本を読むことができた。
本の選択を間違えてすごく眠くなったが。
出来上がってみるとすごく上手に仕上がっていて感動した。
技術もそうだけど、鬼太郎だからと手を抜かないでくれた事がウレシイ。
また来よう。指名する。
家に着いたら途端に眠くなった。
そんな・・・。
ここまで寝ないで頑張ったのに・・・。
もうダメだ、我慢できない。少し寝る。
せっかくの頭が崩れるといやなのでソファで座り寝だ。
頭をかばったので良く眠れなかった。
さて、もう行かなくては。
アクセスカウンターが朝から止まっている。
一体どうしたんだろう?