人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

白と戦う・1

床屋さん、というと男性専門というイメージだったが、今私のヘアメイクはこの床屋さんにお願いしている。

バンド仲間が理容師さんだったことがきっかけだが、そもそも色々とタイミングが良かったのである。

それまで通っていた美容院で指名していた美容師さんは辞めてしまったし、その頃私は「頭髪・最後の反抗」を試みようとしていた時だったのだ。

かくして現在私の頭は、ロングカーリーとなっている。

パーマもカラーリングも、苦労をかけた。

特にカラーリングは、自分でやっていた白髪染めのヘアマニキュアの影響で思ったような色にならず、やり直しまでしてもらい申し訳なかった。

これは前に指名していた美容師さんにも指摘されていたが、「ご希望の色だと(できるだけ明るい色にして欲しいというのが希望であった)、これが限界です。」と匙を投げられていたのだ。

ここを、マニキュアの色を落とし、シャンプーリンスのコーティングの影響を少しでも減らすために種類を変え、完璧な色にしてもらったのだった。

この執念に、理容師魂を感じた。彼は、アーティストである。

・・・という訳で、ヘアマニキュアは禁止となった(笑)

髪は時間経過でどんどん伸びて来るものだ。

そして私のそれはもう、ほとんど白であるEE:AE4E6

これまで週に一度程度の間隔でマニキュアを入れていたのだが、その代わりが必要となった。

かの理容師さんが、保存のきくヘアカラーを手配してくれることになっていたが、それまでの間、どうしてくれよう・・・・・・。

しばらくは「白髪かくし」なるものを、出かける時にチョイチョイと塗って凌いでいた。

それも、1ヶ月も経つと隠しきれる量ではなくなってくる。

これまでこまめにマニキュアを入れていたから気づかなかったが、もう髪の毛、ほとんど白ねEE:AEB64

これらが少しずつ、私の頭を侵食していくのである。恐ろしい。

私はドラッグストアへ向かった。

まずは、開封しても保存がきくヘアカラーを探したが、見つからなかった。

次に手に取ったのは、ヘアトリートメントだ。

要は色のつくリンスで、毎回の使用で徐々に色が入っていくというものらしい。

これならいいよ、と理容師さんも言ってた気がしたので、「高くはなく、一番安くもない」というサロンドプロのアッシュブラウンを買って帰ってみたのであった。

長いので、続く。