人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

チャリこぎ

仕事場まで自転車で通っています。

20分ぐらいかな?

車の少ない細い通りを走って行きます。

今朝は出遅れました。

なのでちょっと急ぎ目にチャリこぎ。

信号待ちで同じようにチャリこぎのオバちゃんに追いつきました。

こんな時いつもちょっと考えてしまいます。

後ろにつくべきか?並ぶべきか?

2列になって走る気はないので、ここで並ぶと先に出なくてはなりません。

子供を乗せる荷台のついたデカいママチャリ。

いかにも「婦人服」といった服装。

こいつ遅いな。

今日は時間がないのだ。

時間がないのはいつもの事でそれはあたりまえだけど、

私が「時間がない」という時は本当に時間がないのだ。

オバちゃんの横に並び、信号が変わると早めにこぎ出す。ここで抜かされるとバツが悪い。

オバちゃんは私の後についた。

ちょっと後ろの方で大人しくチャリチャリいっている。

・・・しかし、等間隔でついて来てるようだ。

うむ、やるな。置いていくつもりだったが。

「ンフフ~~~ンン~~♪」

!!こいつ・・・!鼻歌歌ってやがる!!

私はオバちゃんがひとりで鼻歌を歌ってるのを聞くのが大キライだ。

なんでひとりで鼻歌なんて歌えるんだよ、バカみたいじゃないか。

罪のないコトだが無性にカンに触るのだ。

くそぅ、余裕かましてるのか。離してやる・・・と思ったら

チャリチャリ・・・。

オバチャリの音が真後ろから少しずつ右にズレてきている。

こ、こいつ、もしや私に追い越しかけてんのか!!

くっそーー、イヤだ!なんかイヤだ、負けたくない。

私もペダルに力を込める。

オバチャリの音は斜め右のままついて来ている。

ひかねーな、こいつ。

私はもっとスピードを上げる。

しかし、あろうことかオバチャリは私の横に並んだ。

いやだっ、絶対にいやだ!!

必死こいてるように見えてはいけない。

一見、涼しい顔をしてこぎ進まねば。

明らかに私ら2台だけ、他とスピードが違う。

かなり力を出したが本気を出すのはやめた。

だって、私が必死こいてこいでるのに・・・・・

オバちゃん、横に並んだ時も鼻歌歌ってた・・・。

負けた・・・・・・・・・。

オバちゃんはどんどん離れて行く。

無駄に早いじゃないか。

あいつも挑んでいたのか。超くやしい。

ぽ子37歳。

特技は昼寝。

好きな飲み物、酒。

テレビゲームで頭を鍛えている。

どこに勝てる要素があったんだ・・・(´-ω-`)