「はいこれ持って、『更新のおしらせ』のハガキ。それとボールペン。向こうにないみたいだから。」
「はい持った、はい入れた。」
「バスの時間は7時。あと5分ぐらいで出れる?」
「準備オーケー。」
ダンナのワクチン休暇を利用して、立川まで免許の更新に行くことにしたのだ。というか、そのついでにちょっと立川で遊んでこようかと。
とにかく子供並みにオッチョコチョイで集中力がないのである。前日からダンナがしっかり段取りを考えておいてくれ、私はそれに従っていくだけとなっていたのだ。
立川のマックにて。マックカフェで優雅にカプチーノなど飲んでいた。
「じゃ、お金渡しておくよ、更新料。」ダンナが自分の財布からお金を出そうとしたその時。
「あ。」
「あ?」
2つ目の「あ?」がダンナだ。つまり最初の「あ。」が私であり、私に何かが起こったということだ。
「忘れた。」
「忘れた!?」
「財布忘れた。」
「財布忘れた!?」
ということは、
「免許証がない(笑)」
ダンナは脱力して背もたれに沈んだ。
「まさか財布を忘れるとは・・・・・・・。」
「どうもバッグに余裕があると思った。」
こうして予定は全てパ~になり、結局ららぽーとでブラブラ、古本屋でブラブラ、古着屋でブラブラ、100均でブラブラして帰ってきたのであった。
久米川駅にて。
「どうする?」
「犬の散歩は娘らに任せたしねぇ。」
「せっかくだからもうちょっとゆっくりして行きたいねぇ。」
とか何とか言って、飲みに行ってしまったのだ。
「どうしたらもうちょっと酒を制御できるんだろうか。」
酒を飲みながら、私達は真剣に話し合った。
「今日は飲まない」と固く決心していても、突然それがひっくり返るのである。全く油断ならない。
・やることがない。(飲むしかないじゃん。)
・家で食事をする。(ついつまみ的なものを買ってしまい。)
・時間がある。(飲むしかないじゃん。)
このあたりのシチュエーションがいけないことが分かっている。
車で出掛けてしまえば物理的に飲めなくなるので、夜まで車で出掛け、食事も外で済ませる、もう他に方法を思いつかない。
休みの度に夜までかけて車で出掛けられるものなのか?
どこへ行く??毎週どこへ行くんだ??毎週レジャーということか??
その答えが出る前にダンナのホッピーの瓶が空いたので、カラオケに向かったのだ。
その途中から記憶が途絶えているが、今日になってダンナから「昨日はだいぶお酔いのようだったよ😰」というLINEが来た。顔文字もそのまんま←だ。恐ろしい。
帰り道で撮ったと思しき写真。
謎の光。飛行機か。
はー、また立川行かなきゃである。
今回ダンナがいなかったら、どこかでパスモの残高不足になって足止めとなったはずだ。
私はどうなっただろう??
「そこから歩いて帰るしかないでしょうねぇ。」
ダンナは面白そうに言った。