人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

立川のマックカフェにて、「あ。」

「はいこれ持って、『更新のおしらせ』のハガキ。それとボールペン。向こうにないみたいだから。」

「はい持った、はい入れた。」

「バスの時間は7時。あと5分ぐらいで出れる?」

「準備オーケー。」

ダンナのワクチン休暇を利用して、立川まで免許の更新に行くことにしたのだ。というか、そのついでにちょっと立川で遊んでこようかと。

とにかく子供並みにオッチョコチョイで集中力がないのである。前日からダンナがしっかり段取りを考えておいてくれ、私はそれに従っていくだけとなっていたのだ。

 

立川のマックにて。マックカフェで優雅にカプチーノなど飲んでいた。

「じゃ、お金渡しておくよ、更新料。」ダンナが自分の財布からお金を出そうとしたその時。

「あ。」

「あ?」

2つ目の「あ?」がダンナだ。つまり最初の「あ。」が私であり、私に何かが起こったということだ。

「忘れた。」

「忘れた!?」

「財布忘れた。」

「財布忘れた!?」

ということは、

「免許証がない(笑)」

ダンナは脱力して背もたれに沈んだ。

「まさか財布を忘れるとは・・・・・・・。」

「どうもバッグに余裕があると思った。」

こうして予定は全てパ~になり、結局ららぽーとでブラブラ、古本屋でブラブラ、古着屋でブラブラ、100均でブラブラして帰ってきたのであった。

 

久米川駅にて。

「どうする?」

「犬の散歩は娘らに任せたしねぇ。」

「せっかくだからもうちょっとゆっくりして行きたいねぇ。」

とか何とか言って、飲みに行ってしまったのだ。

 

「どうしたらもうちょっと酒を制御できるんだろうか。」

酒を飲みながら、私達は真剣に話し合った。

「今日は飲まない」と固く決心していても、突然それがひっくり返るのである。全く油断ならない。

・やることがない。(飲むしかないじゃん。)

・家で食事をする。(ついつまみ的なものを買ってしまい。)

・時間がある。(飲むしかないじゃん。)

このあたりのシチュエーションがいけないことが分かっている。

車で出掛けてしまえば物理的に飲めなくなるので、夜まで車で出掛け、食事も外で済ませる、もう他に方法を思いつかない。

休みの度に夜までかけて車で出掛けられるものなのか?

どこへ行く??毎週どこへ行くんだ??毎週レジャーということか??

 

その答えが出る前にダンナのホッピーの瓶が空いたので、カラオケに向かったのだ。

その途中から記憶が途絶えているが、今日になってダンナから「昨日はだいぶお酔いのようだったよ😰」というLINEが来た。顔文字もそのまんま←だ。恐ろしい。

帰り道で撮ったと思しき写真。

謎の光。飛行機か。



 

はー、また立川行かなきゃである。

今回ダンナがいなかったら、どこかでパスモの残高不足になって足止めとなったはずだ。

私はどうなっただろう??

「そこから歩いて帰るしかないでしょうねぇ。」

ダンナは面白そうに言った。