人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

宴の公園

歩いた歩いた(笑)

今回行きも帰りもバスを使ったから歩数はどうかと思ったけど、いや~、結構歩いた。

昨日のダンナからのメールの出だしは「ホルモン♪」と「もんじゃ♪」であった。

実際は音符の部分は手の平を挨拶する時のように見せているもので、「こんにちは」のニュアンスでホルモン、もんじゃだったのだ。

週末だ。

よほど食べたかったのだろう。

私はカレー屋の「プーさん♪」で返したのだが。

で、昨日はもんじゃを食べに行ったのだ。

しこたま飲んでベロンベロンで寝た。

だから今朝目が覚めた時にはひどい頭痛がしていたのだが、なんとベッドサイドにナロンエースが。

麦茶もコップに入っている。

早速飲んで再び横になったが、今回の頭痛はガンコなヤツで、なかなか良くならない。

ダンナはギターのレッスンに出掛けて行ったが、バツが悪いので何としても彼が戻るより早く、パリッと起きていたかった。

頭はまだ痛かったが、仕方なく体を起こす。

着替えてリビングでコーヒーを入れていると、ダンナは帰ってきた。

フー、ギリギリであった。

「何食べる??プーさん??」

メールの挨拶効果、絶大である。

もんじゃ、プーさん、ホルモンのうちもう2つもクリアしようとしているのだ。

どうした、ダイエット!?

結局1週間鍋の計画など叶わなかったし、第一、1日目にダンナは仕事の帰りに半額の惣菜を買って来たのだ。

毎晩しこたま食べ、週末にさしかかると外食だ。

知るか、歩きゃいいんでしょッ。

なので、今回も外食とウォーキングをセットに。

歩き出すと暑いぐらいだ。季節がすっかり変わってしまった。

近所の大きな公園を出たところで、私は携帯を忘れたことに気がついた。

「あ、忘れた。」と言っただけで、「携帯!?」とすぐにダンナは言ったが、なぜわかるのだ??

と言うか、出掛けようとすると、しょっちゅう携帯持ったかと言われる。

どうやら私の携帯は、「忘れられる」というポジションにいるらしい。

取りに戻る事になるが、自転車なら5分もかからない距離なのに、歩くと何と遠い事よ。

「俺はここで待ってるよ~。」と、ダンナは途中までしか戻ってくれなかった。

フン、ここで歩数が変わるのだ。

私の方がたくさん歩いた結果、私の方がカロリーを消費して痩せるのだ。

「今度はこっちから行こう。」

同じコースをもう一度歩くのはいやだから、別のルートからバス停に向かった。

その途中で、道端に「のびる」を発見。

こいつは小さいが、エシャロットのような味で、味噌をつけて食べるといいつまみになるのだ。

のびるだのびるだ、といちいち立ち止まって引っこ抜いていく。

私が携帯を忘れたお陰で、のびるをゲットしたのだ。

人生、ちょっと遠回りぐらいがいいものじゃないか。

私の人生ののびるは、一体何なんだろう?

かなり遠回りしているはずだが、まだのびるは手に入っていない気がする。

カレー屋プーさんを出ると、小金井公園に向けて歩く。

住宅街を歩いていると、猫発見。

とても人懐っこい子で、しばらく撫でていた。

かわいい子だったけど、気持ち良さそうに目を閉じてばかり。

かわいく撮れなくて残念。

小金井公園に行くと、桜まつりとやらを開催中だった。

そうだ、まだ花見のシーズンだった。

別の目的で来たのだが、大混雑だ。

奥の方では、「のだめカンタービレ」に出てきそうな若い男女が、ビバルディの「春」を演奏していた。

遠かったのでよく見えなかったが、主旋律を弾いていたバイオリンの子はオシャレな男の子だった。

ムッチャクチャうまかった。ぽ子は感動した。

しばらく歩いて戻ると、そこではお囃子だ。

ピ~ヒャラピ~ヒャラドンドコドンドコと祭りのように盛り上がっている。

周りでは花見の宴があちこちで催されている。

先程のビバルディの格調高い演奏とこれが、同時進行しているとは思えない状況だ。

しかしもう5時。肌寒い。

出店を横目に家路に向かう。

桜より菜の花、きれいだった。

何だよ、あんまりきれいに写ってないな。

公園の出口に向かっていると、千鳥足のオジサンを前方に発見。

スリムのジーパンをはいてしっかりしたアウトドア用のようなリュックを背負った彼は、オジサンというようなくたびれた雰囲気はなく、どちらかと言うと「ちょい悪オヤジ」的な感じだ。

ヨッタヨッタと辛うじて前進し、時々大きく左右になだれ込む。

それでも不思議なもので、自転車などの障害物にはぶつからないのだ。

もう私達は彼が気になって仕方がなく、ずっと見守って歩いていた。

しかし私達は目的地まで直線で向かっているが、彼は蛇行しているのだ。

普通に歩いていたら、抜かしてしまいそうになる。

その度「抜かさないでっ」と小声で言い、ペースを落とす。

結局彼は、一度だけ植え込みに突っ込んだが(素晴らしかった)、ヨッタヨッタと私達とは別方向に去って行った。

良く見ると彼は歩いていない。

上半身が前に倒れるので、仕方なく足が出ているのだ。

しかし私達は笑えなかった。

「俺、こうなってる時がある気がする・・・。」

私も同じことを考えていたので、ちょっと驚いた。

私ははたから見るとこんな事になっていたのか。恥ずかしい。

頑張れちょい悪オヤジ。

そんな状態でもちゃんと帰れるから、家まで頑張るのだ!!

で、私は家に着くなり寝た。

寝て、風呂に入って、ピアノの練習を1時間したらもう10時だ。

くそ~、飲み始めが遅くなってしまった。

「ロスタイムライフ」が始まっちゃったので、今、超忙しい状態だ。

ブログの更新とドラマを観るのと、両方ほどほどと言うのは非常に難しい。

なので、そろそろドラマの方に集中しようと思う。

それにしても、ロスタイム、12年って~~~。