人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

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日の名残り

えっ!?カズオ・イシグロの小説だったの!?なるほど、しっとりとした深みのある作品であった。

    

   監督:ジェームズ・アイヴォリー

   キャスト:アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン

1950年代イギリス。

忠実な執事としてダーリントン卿に仕えるスティーブンス。その真面目一徹な忠実さで、主にも部下にも信頼を寄せられていた。

そんなところに新しく雇われたミス・ケントンも、すぐに有能な女中頭として活躍するようになる。

しかし、仕事の鬼であるスティーブンスの生真面目さは、時にケントンに冷酷に映るのだ。

彼に人間らしさを求めるケントンの想いは通じるのか。

それは賭けともいえる選択だった・・・。

スティーブンスの仕えるダーリントン卿は、英国で悪い噂のある人物だった。

それでもスティーブンスは主に尽くす。

主が誰と会おうが何を話そうが、大切なのは「仕える」ことのみ。客人に目配りし、主に恥をかかせるようなことのないように。決して動じず、信じて疑わず。

忠犬の如く主に従うスティーブンスがいつかブレることを願って観ている訳だが、大きな揺さぶりにも「ええっ!?」という結末である。

悲しいまでもひたむきなスティーブンスの、ドラマが見たかった。私に続きを描かせてくれ(笑)

ぽ子のオススメ度 ★★☆☆☆

ダンナのオススメ度 ★★★☆☆