人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

みゆき食堂@清瀬

「お昼、どうしようか。」

外食を趣味とさせてもらえるのはありがたいが、決め手がないのでお店選びは難航する。

「ご飯がいいかな、定食。」

「定食、定食・・・、『じゃがいも』とか?」

「『じゃがいも』!いいね!洋食ランチ、いい!」

それでももっと他に「これ!」としっくりくるお店があるんじゃないかと、ダラダラ考えてしまう。

「清瀬の『みゆき食堂』ってどうなんだろう?」

何度も耳にしてきた名前である。人づてに、またはテレビ、雑誌、インターネットなどなど。

行ったことのないお店だ。そこにしよう。

みゆき食堂。

私はそれこそ「じゃがいも」のような可愛らしい洋食屋さんだと思っていたのだ・・・・・・・。

「え?」

それは、良く前を通っていた焼き鳥屋さんの隣にあった。焼き鳥屋さんと同化していて、全く気が付かなかった。

古い、お世辞にも綺麗とは言い難いお店である。みゆきも然り。

しかしだ、私はこういうお店に惹かれるのだ、いい意味で裏切ってくれた。思い切って中に入る。

昭和中期の食堂が、そのまま残っていた。まるで映画のセットだ。

テーブルにメニューはなく、壁一面に貼り出されている。その多さよ。

あまりの多さに、迷ってなかなか決められない。ええい、何度でも来ればいい、目に付いた好物「しょうが焼き定食(650円)」をご飯少なめで。

いや~、安い。どのメニューも安い。

そして、

す、凄いボリューム!!肉の量よ、こんもり山になっている。

ちょっと肉は硬いが、それは厚みによるものとも言える。

ご飯もお味噌汁も、美味しい。

感動的だ。

ダンナが食べたのは「さば味噌煮定食(700円)」、これもボリュームにたまげ。

納豆と冷奴まで付いて来るのだ。

サバがまた、巨大。味も凄く美味しかった。無骨にのった生姜が、またいい。

これは、とんでもないところに来てしまった。もう毎週ここでいい。

それだけではない。

どうやら「飲める」ぞ。お酒もつまみメニューもしっかり揃っている。

次は飲みに・・・・・・・・・、というのがこの週末だったのであった。

次回へ続く。

みゆき食堂・食べログ