人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子54歳。

 

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とある、夜

先日、子供の頃に家を追い出された話を書いたが、コメントで同じような体験談をいただいた。

昭和である。意外とそんなに珍しい話ではないのかもしれない。

実際当時、家を追い出された友達が時々助けを求めに来たものだ。

イモヅル式に、ムナクソの悪いことを思い出した。私の気持ちは、あの頃のままである。

 

ある夜、父親に追い出された、と言ってうちに来た子がいた。

彼女の話だと、酷く怒られて一方的に追い出されたということで、私も理不尽なものを感じた覚えがある。

かと言って私が彼女をこの家に泊める権限もないし、できることなど何もない。

結局ふたりで外を彷徨い歩くしかなかった。

 

行くところもないし、帰るところもない。

バス停のベンチで途方に暮れていたら、私達を探していた担任のバイクが目の前を通りがかり、お縄頂戴となったのである。

そこから彼女の家に連絡が行き、私達は学校の職員室で待機となった。

なぜか校長もいた。

担任、校長、うちの親もいただろう。最後に来たのは、彼女の親だ。

 

父親は彼女を見るなりズカズカと寄ってきて、いきなり頬を張り倒した。

もう何と言っていたかは覚えていないが、怒り心頭でクソミソに罵倒していた。

なんだこのオヤジは。お前が追い出したんだろう?

叩きやがって。

こんな人前で叩きやがって。

しかし私がもっと怒りを覚えたのは、校長である。一緒になって声を張り上げて怒り出したのである。

お前らは何なんだ。

どぁ~~~~~~っ!!っとその辺のイスやら何やらを投げ散らかしたくなった。

彼女は何も言い返さず、泣いていた。

親が正しいからじゃない。何を言っても無駄だからだ。

後悔の涙なんかじゃない。悔し涙だ。

 

親にも親の思いがあるだろう。

しかしこの歳になっても、私にはそれを理解することができない。

未だに理不尽で、ムナクソが悪い。

それは私が大人になれないからなのか。

大人になるって、なんなんだ。

 

50を過ぎても、そんなことを言っている。