「実はぁ、ちょっと欲しいものがあるんだけど~・・・EE:AEAC5」。
昼酒が効いて、もうかなりテレンテレンになってきたダンナ。酔った勢いでの告白のようである。
「何??」
まぁあまり心配はしていない。今までそんなに突飛な買い物などしたことはないのだ。基本的に物欲は低い人である。
「ギター??」
ダンナはいかにそのギターが素晴らしいかを語る。虜だ。まるで洗脳済みの信者のようである。
私にそのギターの良し悪しを判断する能力はない。
そもそもあなたが稼いだお金だ。経済が破綻しない程度なら、好きにすればいい。
しかしこんなとき人は、ちょっと負い目を感じるものである。
・・・・・チャンスだ。
しかもずいぶん酔ってゴキゲンなのだ。
「・・・ピアノ、壊れてるんだよねEE:AEACD」
「あーあー、そうそう、買おう買おうEE:AE595」
早い(笑)
壊れているといっても音は出ているのだ。買い替えはまだ先になると思っていたが、思いがけず言い出すチャンスが巡って来たのだ、ありがてえ。
値段はギターの倍にはなるだろう(笑)言いづらかったのだ、良かった良かった。
かくして昨日は楽器屋へ行き、ギターを担いで徘徊したので疲れ果て、クタクタで飲んで帰ったら娘らが現れ、さらに飲んで床で寝ていたという一日であった。
酒宴の残骸はいつもの倍だ。絶対に手洗いしないと心に決め、時間をかけて食洗器を回しているところである。
月曜日だ。また新しい一週間が始まった。
さっきまで降っていた雨は止んだ。
はー、活動始めるかの。