人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

糖質に挑む

バンド仲間が家に来ることになったのだ。

初めての方だ。

特別親しい訳でもないが、穏やかでおっとりとしたその人柄に惹かれ、夫婦で懐いている人である。

プロのマルチミュージシャンだ。

しかし驕ったところが全くなく、そのギャップが魅力にもなっている。

そんな彼が我が家に来るので、それなりに備えたいのだが・・・。

彼は糖尿病であった。

生活習慣病としての糖尿ではなくガチの病気の方で、もの凄く苦労をされた話がブログになっている。

今はいい薬や治療法ができ、普通に飲食しているとのこと。実際打ち上げでも何度も一緒になったことがある。

なので今回も「昼間っから飲みましょうグフフ」などと言っていたのだが・・・。

改善したとはいえ、少しは気を使った方がいいだろう。糖尿病の人向けのレシピなど、検索してみる。

「糖尿病のおじいちゃんに、美味しいものを食べさせてあげたい」。

おじいちゃん・・・。ちょっと違う気もするが、全く違うでもない気がする。

結果的にはどこのサイトでも、似たような答えであった。

肉、魚などの高タンパク質、油、炭水化物、野菜も糖質を含むもの、軒並みアウト。

もちろん程度問題だろうが、程度がわからん。

おすすめのメニューなどを見ると、刺身こんにゃく、青菜のおひたし、ひじきの煮ものなど。

さすがにこれでは、気を使いすぎて馬鹿にしているのかという感じである。褒め殺しみたいなEE:AEB2F

普通に居酒屋で一緒に飲み食いしていたのだ。いや、こっちが酔っている間にちゃんと自分でコントロールしていたのかもしれないが、後から薬でどうとでもなると言っていた。

とは言え、程度がわからん。

出されたけど食べる訳にはいかない、そんなものばかり並べられたら、彼はどうするだろうか。

可哀想になってきた。

いやいや、こんな風に考えることこそが、逆差別だ。彼は私などに比べたら、糖尿病のプロである。切磋琢磨してきたのだ、私などに負けはしない。

「心持ちヘルシー」をお出しする。

「心持ちヘルシー」で勝負をしようじゃないか。

ところで明日うちに来る目的は、打ち込みによるオリジナル作成のレクチャーである。

飲み会ではない。