引き続き、本棚の整理だ。必要書類を振り分けるのにどえらい時間がかかってしまった。
パソコン関係って、どこまでとっておけばいいのか??
訳が分からない領域なだけに、怖くて捨てられない傾向にある。その上、その中のうちどれが現在家にあるものなのかも分からない。
長年放置したのも悪かったが、保存すべきものと捨てていいものをもっと分かりやすくしてくれ。
英語の教材は「もう勉強することなんてない」と見限ったが(ステップアップが見込めなくなった瞬間である)、一緒に介護の教材も出て来たのだ。
10数年前に、仕事を辞める際に戻って来た積立金で、ホームヘルパーの資格を取っていたのである。
実習でゲンナリして介護現場で働く気がなくなり(仕事内容でなく、現場の人間のマンガ並みのキツさとピリピリした雰囲気に辟易としてしまった)、これももう無用の長物だ。
英語と同じく学びの財産だと思って捨てられなかったが、仮に介護の仕事がしたくなったとしても、どうせまた新たに勉強し直すことになるだろう。
忘れ果てた10数年前の財産など、手放してしまおう。
中に個人情報の含まれる部分がないか、一枚一枚確かめながら振り分けていく。
介護の例。
とある利用者さんの一日。
あなたならどうするか。
訪問介護の一例を作る課題があったのだ。
14時~16時。掃除と調理。
今も変わらないが、訪問介護の仕事はしないつもりでいた。
私は指示があれば動けるが、自由度が高いほどに使えなくなる人間である。「その場で」とか「状況に合わせて」ということが、非常に苦手だ。
具体的には「あるもので考える調理」というのが壊滅的にダメで、これが理由で訪問介護はやらないつもりだったのである。
そんな苦手分野の課題だ。
H.Yさん、74歳女性、パーキンソン病、ひとり暮らし。注!骨粗しょう症、高血圧、高コレステロール、貧血。
あるもので3食作りましょう。
えっEE:AEB64
クック・パッドないしEE:AE5B1私は途方に暮れたことだろう。
食材
豚肉薄切り、鶏肉もも肉、鶏ひき肉、鮭切り身、ハム。
ちりめんじゃこ、わかめ、こんにゃく、油揚げ、卵、牛乳、ヨーグルト。
ほうれん草、ごぼう、玉ねぎ、しめじ、人参、じゃがいも、かぼちゃ、里芋、キャベツ、大根、ねぎ、きゅうり、しょうが、にんにく。
かつおぶし、煮干し、こんぶ、干ししいたけ、ひじき。
大豆缶、ツナ缶、たけのこ缶、あさり缶。
ご飯、食パン、うどん。
調味料はほぼ揃っている。
当時私は30代半ばだったと思う。
料理は好きだったが、レシピを見ないと作れない状態であった。
これは困った。
今見れば、これだけあれば結構色々作れそうだとワクワクするが、こんなにあったってレシピがないから困るだけであった。
ない頭で必死に考えたのだろう。
夜→豚汁、焼き鮭、ご飯。
翌朝→ハムエッグ、サラダ(きゅうり、キャベツ)、豚汁、ご飯。
翌昼→筑前煮とか?(作り方が分からない)、豚汁、ご飯。
常備菜→煮物(ひじき、大豆、油揚げ、人参)
おいーEE:AEB64質素にも程があるな。どんだけ豚汁使い回してるんだよ、自分ちと同じ感覚じゃないか。
血圧もコレステロールも考えとらんだろ!
私はヘルパーになどならなくて良かったのかもしれない。
まずは自分の家を片づけるよEE:AEB87
何になりたいか、将来の夢はそれから考えることにする。