いや~~~~~、飲んだ。
予想通り、ぶっ飛んで飲んだ。
バンド仲間達のホームグラウンド「POPROCK」常連の飲み会であった。
何を飲んでいいのか分からず、日本酒の一升瓶を抱え込み、緑茶割りをチェイサーにしていた。効いた。思い出したくないレベルだEE:AEB64
ラッキーのことが常にどこかに引っかかっていて、こういうネガティブな感情は酔うと表に出やすくなってしまうものだ。
やれ死んだらどこに行くのか、どうなるのか、など、面倒臭いヤツになっていた。
そんな中でも、「死んだら??ワカリマセ~~ン。だから楽しみにしとこうぜEE:AE482」という返答が、逸品であった。
2軒目では散り散りに散って行き、私は6人ほどで深夜やっているバーへ。
酔っ払ってダーツなどやり(難しい)、その後には持ち込みできるカラオケボックスへ行って誰も歌わずに飲んで帰って来たのであった。
それが4時半。
帰ってすぐに眠り、すぐに起きて発作的にサッポロ一番を食べ、また眠り、昼に起きたら今度は外へラーメンを食べに出る。
まだ酒は抜けておらず、フワフワとしていた。
家に帰ってまた眠り、次に目が覚めたら前夜の醜態が思い出されて拷問であった。
ラッキーが死んでしまってから、今夜で一週間になる。
もうずいぶん長い時間が流れたような気がしていた。
すでに自分の中にあったその存在は形を変えつつあり、ラッキーがいたことに実感すら持てなくなって来ている。
エルと寝るとラッキーが来られなくなってしまうようで、極力避けていた。
死んでも遊びに来ると言う話を見聞きしていたからだが、今のところそんな気配はない。
ラッキーが寝ていた私の左側に、今日はエルが寝た。
こうしてラッキーを看取った「非日常」は、「日常」へと戻っていく。
パックリと開いていた傷口は、塞がりつつある。
しかしまだ、それがいいことなのかどうか、自信はない。