人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

彼は行く、蒼白き頬のままで

「エル、可愛いよ~~EE:AE595」と、布団から携帯でダンナを誘ってみるも、反応なし。

朝風呂かな??

もう昼に近かったので、観念して起きる。

エルを抱いて階段を下り、リビングのドアを開けると、ダンナが死んだような顔をしてテレビを見ていた。

そして目玉だけ動かしてこちらを見ると、「オエー。」とだけ言った。

辛そうである。そんなに飲んだっけ?

前日は、花火大会の飲み放題でしこたま飲み、帰り道で勢いで焼き鳥屋に入り、ぐでんぐでんで帰ってきたのであった。

不思議と私はさほどひどい朝にはならなかったが、ダンナは死んでいた。

この後はリハだ。

あなたはベースを担いでリズムを刻まなくてはならないのだ。お気の毒に。

一方私の方は、ある意味VIP待遇だ(笑)キーボーディストのきょんさんが、私の弾くパートを譜面に起こしておいてくれ、曲に合わせて「まだっ!」「いくよっ!」と声かけまでしていただいた。

にもかかわらず、今回はボーカルがいなかったのでほとんどの曲で遭難状態、できるだけ目立たないようにヘラヘラしてやり過ごす。

練習が終わってスタジオを出る時に、「ちょっとは具合良くなった?」と聞いてみたが、「全然。」との答えだ。

ふむー、今夜のアレはどうなるのだろうか。

家に帰ってギリギリまで眠り、今度は合唱の練習に向かう。

なんと今回、たったのふたり。

面白いもので、雑談も長いが練習も長い(笑)雑談も練習も濃く充実した時間であった。

練習が終わって携帯を見ると、「久米川着EE:AE4F9」というダンナのラインが。

ええっ!?大丈夫なんすかね!?行く先は「食べ飲み放題」である。

結局1時半まで飲みまくり食べまくり、ダンナは今日も死んだ魚のような目をして出かけていった。

飲み疲れた。

水曜日の食べ飲み放題はどうするんだろ??