人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

房総プチトリップ・2

~前回より、続き~

君ヶ浜駅で降り(誰も降りなかった)、海へ。

小さな海岸で、ほとんど人はいなかった。

レジャーシートを敷いてビールなんか飲みつつ、波打ち際を裸足で歩いたりするつもりだったのだが、どうもそういう感じではない。

まず飲み物がないし、このだだっ広い海辺でレジャーシートなんぞ敷いたところで何もやることがない。

そして決定打は、靴下まで脱いで濡れに行くのが億劫だ。

ダンナも同じ思いのようで、棒立ちのまま無言だ。

海に行きたいと言い出したのは私だ。ここで海に入らないと、詐欺みたいである。

意を決して、靴と靴下を脱ぐ。

可哀想な人だよ、ダンナは。

海は、本当に気持ち良かった。

冷えた海水の清涼感が、全身にまで心地良く染み渡る。

得も言われぬ快感だ。この世のどのような快感にも匹敵するのではないか。

私はなかなか海から出られなくなった。

思いがけずここで時間を食ってしまい、後を圧迫することになってしまった。

そして、海から上がろうと思って気がついた。

この足どうする(笑)砂だらけである。

一応タオルはあったが温泉に温存したかったので、靴下で砂をはたいて、またその靴下を履く。

先ほどの快感から、突き落とされるような不快感。

足に残った砂をジャリジャリさせながら、今度は温泉まで歩く。

ホテル内の日帰り温泉だ。

海が見える露天風呂が魅力的だったのでそこを選んだのだが、着いてみたら古ぼけたホテルで不安になる。

40年前なら、ここでも良かったかもしれないが・・・・・・・。

もうずいぶん歩いてしまったし、今さら変えられないので入ってみる。

それが、ホテル内はすごく綺麗だったのでビックリだ。

ロビーにはこんなスペースも。

ちょっと素敵EE:AEAAB

座ってみる。目の前は海だ。

日が昇って来る方向らしい。

ロビーには休めるところがたくさんあり、マンガも雑誌も新しいものがズラッと揃っていた。

冷えた氷水も常備してあるのが嬉しい。

DVDもたくさん置いてあった。

人もホテルも外見で判断してはいけない(笑)

これはもしかしたら、知る人ぞ知る安宿なのかもと調べてみたら、そんなに甘くはなかった。

普通に1泊1万何千円の立派な宿だ。残念。

日帰り温泉は、土日祝大人1200円也。

犬吠埼観光ホテル

海でひとりはしゃぎ過ぎたため、風呂は高速風呂を余儀なくされた。

その甲斐あって時間は間に合ったが、逆に早過ぎた(笑)

犬吠の駅はそれなりに大きな駅で、人も多い。

かなり改装したようだが、改札には辛うじて古い佇まいが残されていた。

ご当地コーラ。

扇風機にあたりつつコーラ飲み、思う。

やはり券売機がない。

切符、どうするんだろう??

売店の売り子さんに聞いている間に電車が来てしまった。

なのでそのまま慌てて乗ってしまったが、結局やはり、車掌さんが精算に回って来た(笑)

完全に、自己申告だ。信頼の上に成り立っている精算方法。

車掌さん、若い頃の浜崎あゆみに似た可愛い女の子だった。

切符。

銚子駅で帰りの電車を待つ間、飲む。

と言うか、飲む時間を捻出したために、時間が押したのだ。私の海フィーバーだけが原因ではない(笑)

帰りは特急で2時間。

一気に東京駅まで行くので、ラクチンであった。

ネット予約の「トクだ値」を利用するとかなり安くなるので、オススメ。

「お客さん、終点ですよ。」と車掌さんに言われて気がついたら、東京駅であった。

寝ていたのではない。

ゲームに夢中になって気がつかなかったのだ(笑)

移動時間が長いのがネックだが、一日楽しんだ。

今回房総方面について調べたら、行きたいところがたくさん出てきたのだ。

また行きたいなぁ。

長々と書いた。

旅行の話はこれで。