まるで神の啓示のように色んな偶然が重なり、色んな導きがあったのだ。
私はまた、足掻いていた。
自業自得なのだが、その「自業自得」をそれでもまだ、積み重ねているところだ。
やらなきゃならないのは重々承知しているのだが、なぜこんなに重い??
本番はそれぞれ10日後、17日後と迫っていた。
リハは今後毎週末入っている。
コピーの終わってない曲、音が作れていない曲は、練習すらできない状態だ。そんな状態の曲は、1曲2曲ではない。考えたくない。
目の前のものから順に片づけるので精一杯である。
精一杯?
精一杯やっているだろうか。
なんでこんなに嫌々やっているのか。
できると思って引き受けた曲である。曲数にしても、コツコツやっていれば十分間に合う数であった。
なんでいつもこう、先延ばしにしてしまうんだろう??
重い、重い、重いEE:AE474
間に合わない、迷惑をかける、どうしよう、そんなプレッシャーが、ますます現実を遠ざけようとする。
本来は、楽しい作業のはずである。
やりたいことをやってるんじゃないのか。
ここで重なった偶然と言うのは、全て私が逃げ場所にしていたネットから発せられたのだった。
私はまた、ネットに逃げていた。
facebookをチェックするのは仕事の一つ、人間関係上やらなくてはならない作業だと言い訳をしていた。
ところがあれは、友人の投稿だけでなく、果てしないリンクの底なし沼でもある。
あいつらは私の好みを本当に良く知り尽くしている。
動物、料理、グルメ、旅行、そういった方面から私をわしづかみにして離さない。
そればかりか、友人のおすすめ動画、友人がいいね!しましたなど、友人の好みまで押し付けてくるのだ。
こちとら逃げたいのだから、そんなところにまで引っかかる。
それはバンド仲間が「面白かった」と貼ったニコ生であった。
近所で捕まえたザリガニを食べる、という趣旨だったが、いわゆる生主(放送している人)が突っ込みどころ満載の真性ボケで、そこが笑いどころになっていた。
しかし、ふと気がついた。
・・・似てる(汗)
この落ち着きのなさ、粗雑さ、忘れっぽさ、単純な思考。
ニコ動はリアルタイムでコメントが表示されるようになっており、その中に「ADHD(注意欠如多動性障害)」という突っ込みが場面場面で入っていた。
私もそうじゃないかと思った。この人、めっちゃADHDの典型じゃないか。
というか、私も客観的にみるとこんなことになっていたのだろうか。
不安になり、ADHDについて、改めて調べてみたのだ。