人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

バンドは練習後に分裂する。

忙しい週末だったので、どんどん記憶が上書きされ、もう良く思い出せないでいる。

金曜日はストーンズバンドの最終リハ。

楽譜がなくては弾けない自分だが、このストーンズに関してはさすがに完コピはできなかった。

コードを譜面に起こしただけという、私にしては非常にシンプルな楽譜であった。

つまり、ほとんどアドリブだ。

とてもとてもとても、勉強になりました。

なりましたが、いまだに全くもってスケールというものが分かりませんEE:AE4E6

この晩は、スタジオ近くで飲んで帰った。

翌日曜日は、クィーンバンドの最終リハであった。

この後の飲みが、壮絶だったのだ・・・。

居酒屋が開くまでスタジオのリビングで飲んでいたのだが、前回の飲みで科学・非科学ありなしの論争が起こったメンバーである。予感はしていた(笑)

言いましても、今回売って来たのはあちらさんですよ、宇宙人はいません派のタムさん!

思うにあれは、相当仕込んできたぞEE:AEABF勝ち戦のつもりで仕掛けて来たんじゃないかと思うが、もうこっちは理屈じゃない、力押し(笑)

だって、知識がないんですもの、揚げ足取ってねじ伏せるしか(笑)

今回のタムさんの作戦は、「地球平面説」を私達に否定させ、その矛盾を突くというものであった。

地球平面説なぞ初めて聞いたが、そんなバカバカしいもの、調べるまでもない、もちろん否定する。

すると「宇宙人は根拠もないのに肯定するのに、なぜこの説は否定するのか」と来るのである。

ところがこちらのチームに理論派はおらず力バカなので、「そんなバカな話がある訳ない」、「平面だったら端っこで落ちる」、「丸い地球を写真で見ている」と平面説の否定に一生懸命で、矛盾点を突かれていることに気付いていない。

そのうちタムさんも、「衛星写真だってねつ造かもしれない」、「地球の端は南極の氷でブロックされている」などと言い出して、どっちが何を肯定したいんだか分からなくなってくる(笑)

こういう話をしていると、得てして飲み過ぎるものだ。

何でこのワインはすぐになくなってしまうんだろうなどと考えながら、何本のワインを注文しただろうか。

やがて先ほど練習したスタジオのオーナーさん達も偶然店に現れたので、さらに盛り上がった。

このあたりで私の記憶は途切れていく。

気がついたら電気つけっ放し、パンツ丸出しで寝ていた。家の寝室。

翌日はライブだ。

とてもそのようなコンディションではないが・・・。

ちょっとおまけの話。

起きてみるとダンナ、あちこち痛いと言っている。

左ひじを擦りむいていて、ちょいちょいどこかにぶつけては痛いと言っていた。

私は珍しくどこにも怪我はなかったと思っていたら、風呂に入って分かった。

しみる。

私も左ひじが擦りむけていた(笑)

ライブ会場に着いてバンドのメンバーにその話をすると、なんとタムさんもドラムの会長も、肘が擦りむけていたのだ。

私とダンナは秘かに、「宇宙人を否定したからやられたんだ」と言っている(笑)