まるまる一日フリーで空いている、貴重な土曜日であった。
桜の季節。
雨は上がり、こうなるとやることはひとつだ。
ところが、朝食バイキングになぞ行ってしまったために、家に戻るともう眠くて仕方がない。
「眠い。」
「かったるい。」
「でももったいない。」
「じゃ、頑張るか。」
「眠いよ。」
「寝るか。」
「でも桜は年に一度しかないよ。」
「(眠いの毎週だ。)」
覚悟を決めて、重い腰を上げる。
背中にワイン2本、途中でつまみを買い、航空公園へ。
相変わらずの曇り空だったが、レジャーシートを敷いた同志が桜の木の下に溢れていた。
私達も腰を下ろし、ドリンクのプルタブ(サワーだ。二日酔いである。)を引いて、酒宴の始まりだ。
ケバブサンドとタンドリーチキン、チーズハンバーグとオムレツ。
どれも美味しいのだが、やっぱり手作りのものが食べたかった。このプラ容器の味気無さよ。
私の休日の午前は、二日酔いと密接な関係がある。
弁当を作るなら、前日から備えないと叶わないのであった。
「今度、弁当とワイン持って、葛西臨海公園へ行こう。」
未来に夢を託し、現在の後ろめたさから逃げる。
桜はほぼ満開。
風がないので桜吹雪は見られなかったが、咲き誇る淡い桜の花びらがジンワリと心に染み入るようだ。
「ミニチュアダックス、1。」
「柴犬、1。」
しかし、犬鑑賞も、もうひとつの楽しみだ。
どの犬種が一番先に2匹目となるか予想し、これはふたりとも見事にハズレ。
ダンナはミニチュアダックス、私はチワワと予想していたところ、2匹目のトイプードルが現れて「あっ、・・・。」と言って無言に(笑)
ところで意外とどの種類かが突出して多いことはなく、どれも多くて2匹、その代わり種類は多彩であった。
夕方になると、急に冷え込んでくる。
ワイン1本を残して帰ることにしたが、まっすぐ帰りはしない(笑)
「歌練」と称して、カラオケへ。
そこで案の定火がついて、次なる場所に向かう。
その店を覗くと、バンド仲間を発見。
もうほとんど記憶にないが、翌日彼からメッセンジャーが来ていて、「ジャーニーのStone in loveのことですが、ギターのアップダウンのストロークから言ってあれはやはり4拍子でとるのが自然だと思います。」という内容であった。
まだそんな話をしてたんかい、私もしつこいねEE:AEB64
恐らくもう、私は正解を求めているのではなく、同じ解釈をする人を求めているのだろう。
今のところ、皆無だ。
そして、またしても二日酔いの朝。今度はさらにキョーレツになっている。
この後はミーティングからのリハだが、もう気力など全く残ってやしませんよ・・・・・・。