いつもなら8時ぐらいには起きて来て「朝ご飯どうする??」などと言いに来るダンナも、とうとう起きてこなかったのだ。
日曜日だ、別に誰かが困る訳でもないのだが、さすがに心配になって私の方から起きて行く。
ダンナは風呂から出てきたところであった。そして「フー。」と大きな声で言った。
フー、ですね、全く。前夜も飲み過ぎた。
飲み過ぎレベルとしては5段階の4ぐらい、二日酔いレベルにしても3.5程度、決していい状態ではない。
何とかしなくては。今夜は最終リハである。
ラーメン食べて寝る。これが我が家の二日酔い手当てだ。
思い出したが、歌詞を覚えることばかりに夢中になり、前回のリハから一度も鍵盤に触っていない。
しかしだよ、もうダルくて仕方がない。
この期に及んで新曲も1曲。
しかし、ダルくて仕方がないのだよ・・・・・・。
ギリギリまで寝て、鍵盤2曲をそれぞれ1回ずつ弾いて、家を出た。車の中で、新曲の練習。
リハは夜8時から3時間。
その前に別のバンドのミーティングだ。
ちょっと飲むとするかの。このままでは声すら出す気力もない。
遅れていくと、もう他のメンバーは集まっていて課題曲を決めに入っていた。
話をまとめているのは、昨日一緒に飲んだ人である。しかももう、花見代わりのカラオケ6時間のあととかで、ご機嫌の様子。
羨ましいテンションだ。これから歌うとか、考えられないんですけど。
リハでは、思い知った。
歌の最大の敵は、酒でもない、風邪でもない、二日酔いである。
体に力が入らないのだ。声を押し出していく力がない。
例えると、長距離走った後の息切れを無くした感じか。
体という楽器が、まるで鳴ろうとしない。
気力もないので、気持ちも乗って来ない。
まるで拷問だ。
疲労感だけが、全身にたぎっている。
それがどれほど影響したかは分からないが、リハはもう1回追加になった(笑)まぁもはやポコッペリン恒例である。私達はスロースターターなのだ。最後の追い込みが自慢である。
リハが終わると、先程のミーティングメンバーが飲みながら現れた。
ひとりは次のライブの対バンさんだ。楽器のラインナップを見て、「見てはいけないものを見てしまったような・・・。」と言いながら、弾いてはいけない曲を弾き始めた。セトリ漏れ(笑)
しかし今回は、もっとすごい秘密兵器がある。
乞う、ご期待。
家に帰って寝る前に練習音源を聴く。
何度聴いても慣れない自分の声だ。気持ちワリーんだよEE:AEB64
そこへきて、力が抜けてヘロヘロである。
教訓。
リハ、ライブ前日には飲み過ぎない。
ニンニクでも食べて、スタミナつけるべし。
最前列のお客様は、要注意。