今年ももうすぐ終わろうとしている。
年末と言えば大掃除だが、この調子じゃ今年もやらないだろう。
結婚歴=大掃除しない歴である。
普段から綺麗にしていればいいだけの話だ。
それには間違いはないと思うのだが、「普段」に間違いがある。
大掃除どころではない。普通の掃除が大掃除なのである。
とにかくある1ヶ所を片づけようと思うと、片づける先がない。
そんな場所だらけなので、ゴチャゴチャ散らかりっぱなしなのである。
たまには本腰入れてやろうとは思う。
それでも負ける。
圧倒的に散らかり方の方が強いのである。なす術もない。
原因は、「捨てられない」、ほぼこれひとつと言っていい。
まだ使えるものを、捨てることができないのである。
使い切っていないノート、新品同様のタオル、ハンカチ、いつかやろうと思っているゲーム、便利だと思って買ったけど意外と使えなかったもの。
一方、物は増える。
増えた分、処分しなければ、収納しきれなくなって当たり前だ。
もう「処分する」、これ以外に部屋が片付く方法はない。
お金もかからない、私の意志一つである。
それなのに。
もうこれは何度もぶち当たって来た問題であった。
そのたび私は捨てずに済む処分の方法を考え出した。
絵葉書は出して消費する。
コードを含む古い電子機器は、ハードオフへ。
古本の「古」のレベルを下げる。
切手は収納、写真は整理して貼る。
こまごましたものはバザーにまとめて出す、そのための専用段ボールも設置した。
もう行き先はほとんど決まっているのである。
やれよ。
なんだよ、もういいところまで行ってるじゃないか。なのに、なぜ動けない?
その圧倒的な量に、ウンザリしているのである。
どれも長い時間をかけて同時進行し、そのまま停滞している状態だ。
「力を合わせろ」などと言って、小さな力も集結すれば大きくなるみたいな表現をするが、それを奴らがやっているのである、私に向かって。
不要品が力を合わせて私に対抗している。
私はどこから手をつけたらいいのか、分からない。
その間にも、物は増える。やつらの仲間が増えていくのである。
このような「片づけ」的な掃除も然り、「クリーンアップ」の方にも同じ現象が起こっている。
風呂場を掃除すれば、トイレが汚れている。
トイレに全力を注げばキッチンが汚くなっている。
こちらは同時進行ではなく、ひとつひとつ徹底的にやるので、常に綺麗なのは1ヶ所という状態である。
てやんでぇ、大掃除どころじゃないっつーの今年もEE:AEB64
どっから動かしたらいいやら、家じゅう見たくないものだらけである。