「この通りにやっていきさえすれば、人を呼べる部屋になるはず」であったその計画は、徐々に遅れを見せてきていた。
ダンボールをどかすのにまさかこんなに時間がかかるとは思わなかったのだ。
「どかす」とは「どかす」だけではない。「どかして次の場所を確保する」なのであった。
そんな場所あるかいEE:AEB64
ってんで、思いがけずここで時間を食った上に、昨日一日無駄にしてしまった。
今日はここに、ブラインド、壁、床などの拭き掃除、猫の爪研ぎ跡の処理がのしかかってきた。
大掃除並だ。
人が来るといってブラインドを拭かなくてはならない部屋が想像できるか?
そんなものは後回しにしたいが、そうもできないブラインドになってるんだよEE:AEB64
ブラインドは3枚だ。羽の数ではない。いわゆる3面。
私は大きめのぞうきん(というと聞こえはいいが、単に使わなくなったタオルである。)を絞って洗剤と一緒に窓際に立った。
ぞうきんに洗剤を拭きつけ、ブラインドの羽に指を差し込む。
ウッ、なにこの抵抗EE:AE5B1ホコリがたまり過ぎて、滑りが悪いよEE:AE5B1
復路は若干抵抗が軽くなったが、かき出されたホコリがところどころ残る。もう一往復だ。
これを7、8枚やったところで、もう音を上げた。
ちょっとこれ、とんでもない苦行なんですけど、果てしないしEE:AE474
座り込んでスマホを手に取り、「ブラインド 掃除 簡単」を検索。
いくつか見たが、どれも「簡単に汚れが取れる」という感じで、簡単に終わる、というものは少ない。
良くある「簡単に終わる」方法は、軍手を濡らして指を5本とも突っ込んで、羽を一気に5枚拭くというものだったが、そんなやりかたじゃ2往復どころで済まないでしょEE:AEB30きちんと拭いてちょうだいよEE:AEB30
諦めて、雑巾で1枚ずつ拭いていく。
1面が終わったら、さすがの私も軍手を試したくなっていた。
古い軍手を持ってきて手にはめ、そのまま水で手を洗うようにして濡らす。
ギュッと手を握って、絞る。
もう洗剤、いいやEE:AE5B1そのままブラインドへGO。
信じられないかもしれないが、ある部分において、私は完璧主義になる。多くは「これにそこまでしなくても」ということだ。そしてこれも、そのひとつだ。どうしても5枚一度に拭くということができない。
1枚ずつ汚れが落ちていることを確認して、次に進みたいのだ。
なので結局1枚ずつになるのだが、両手を差し込んで滑らせる方が全然楽であった。
これにて時間は短縮、ストレスも軽減されてブラインド拭きは終わった。
綺麗になった。
うちのブラインドがこんなに綺麗になったのは何年ぶりか?
うちのブラインドがこんなに綺麗になったのは何度目か?
しかし猫にやられてところどころ羽は折れ、紐は噛み付かれてバカになっている。
猫よ、私の掃除は君たちのせいでどれだけ大変なことになっているか、分かっているのか。
このあと、猫に爪を研がれたクロスを剥がし、大きさを測ってシートを切って貼った。
これでもまた2ヶ所だ。残りは5ヶ所。
そしてトイレを全部洗い(滅多にやらない)、砂の交換をし(滅多にやらない)、あちこちにひっついている毛を取り、猫自身の毛もたっぷり取ってやるのだ。
こう書くと人を呼べない原因のほとんどは猫なんじゃないかと思いたくもなるが、それ以上に私に原因があるところがツライ。
やっぱり時々人に来てもらった方がいいねEE:AE5B1年末の大掃除だってしやしないんだからEE:AE4E6
残り6日。
うち3日は二日酔いの予定。