アプリの使用時間を制限するのアプリ、「スマホはオワリー」は、どうやら使えない機種があるようで、私のはその機種だったようだ。使用残り時間はピクリとも動かないままである。
で、結局また私は転落した。
新たに「ガーズルちゃんねる」という女性向け掲示板にハマり、もはや私はスマホの奴隷である。
このガールズちゃんねる=ガルちゃんは、掲示板といってもレスにプラマイを付けることができ、誰でも気軽に参加できるところに楽しさがある。
プラスが多ければ妙に納得したり、その逆もあったり。
トピックの更新も早く、飽きることもない。
ある日私が見たトピは、「真相を知りたいと思うこと」というタイトルであった。
北海道の山中に置き去りにされた子供の話や、桝添の金の使い道、ジョン・ベネちゃん事件など、多くのレスは事件や怪現象だ。
他のレスを見ないで書き込むのか、重複することもある。
何度も出てくると、気になるものだ。
そのうちのひとつが、日航機墜落について。
真相も何も、謎が残されていたのか??
早速ググる。こうしてまた睡眠時間が減っていくのだ。
30年前に起きたその事故は、機体の破損で操縦が不能になり、山中に落ちたというのが一般的な認識であった。
ところが当時の首相が「この話は墓場まで持っていく」などと発言したことから、陰謀説が囁かれるようになったのである。
説はいくつかあり、
①ナントカいうものを開発していたコンピューター技師十数名を暗殺するため。
②自衛隊、または米軍によるミサイル誤射。
③自衛隊機との衝突。
・・・など。
特に良く言われるのが②と③で、墜落後に事故機を発見した米軍機が救助を申し出たのに、日本側が断って救助が大幅に遅れたという説である。
実は見つかっちゃまずい残骸を集めていたためだと言われている。
あれこれググッているうちに、ボイスレコーダー全文が載ったサイトを見つけたのだ。
これが、もう、なんというか、乗客の命を預かって最後まで諦めないで頑張り続けたクルーに涙出たよEE:AEB69
音声がそのまま聞けるサイトもあるようだが、とても聞く気にはなれない。文字だけでも十分伝わってきた。
機長のセリフで「どーんといこう」というのが不謹慎だったと一部では言われていたようだが、機長がどんな心境でこの言葉を言ったのか。
操縦不能の旅客機をコントロールしているのである。
空港に戻ろうにも恐らく戻れない、そして機体は山中に入っていく。
もちろん死を予感しただろう。
それでも前に進むしかない、時間の流れは止められないのである。
それでもこの「どーんといこう」は「華々しく散ろう」ではなく、「諦めないでいくぞ」という意味ではないかと私は思っている。なぜなら本当に最後の最後まで彼らは、諦めなかったからである。
機長の遺体は、顎しか出てこなかったそうだ。
その死の直前まで責任を全うしようとしたクルーに、敬意を表したい。
ところで、私ごときに真相は分からない。
が、正直、やはり機体の破損からの事故、というのが私にはしっくりくるところだ。
実際、機体は以前に一度事故を起こしていて、その修理がずさんだったとのことだ。
大きな事故や事件には、おのずと陰謀説が出てくるものである。
というか、クルーの勇敢な最期の前に、今更もうどうでもいいという感じだ。
安らかに。