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ヒルビリーバップスの追悼コンサートは終わり、また日常が戻ってくる。
バイト、学校、地元の友達と遊ぶ、その繰り返しだ。
忙しい日々もそれなりに安定し、愚痴も少なくなっている。
二股かけられて10月に別れた彼氏のことだが、実は私は未練がましくずっと待っていた。
というか、「待っていた」などというつつましやかなものではない。
酔っては深夜に電話して絡むという。
向こうも二股の後ろめたさがあったのか、邪険にできなかったのだろう。それが私の未練を長引かせた。
この元彼の二股の相手というのが、婚約者がいるとのことで、元彼もやがて荒れてきた。
向こうとうまくいかなくなると、こっちに思わせぶりな態度をとるようになり、私はずいぶん振り回されたのだ。
5月25日から8月6日まで、日記は飛んでいる。
その間に私は、夜のお好み焼き屋さんのバイトを掛け持ちで始めていた。
ここのママと飲み屋で意気投合したのがきっかけであった。
賄いは美味しい、常連さんは奢ってくれる、ママは飲みに連れて行ってくれる、楽しいバイトであった。
広島風のお好み焼きだ。
薄い生地に、焼きそばやうどんを挟んで焼く。ちょっと技術がいるんだぞw
母の日にアップルパイとカゴのプレゼント。微妙~EE:AE5B1
酔っ払って自転車を居眠り運転、ドブに突っ込んで塀に頭をぶつける。
死語、カフェバー。
父が12月にヨーロッパ旅行に連れて行くと言う。
真っ当に生活させるためのエサである。
私は喜んだが、結果的にそのエサにはかからなかったのだ。
12月にはもう、家にはいなかっただろう・・・。
元彼とはよりを戻したが、彼の気持ちが戻っていないことには薄々感づいていた。
私は寂しかったのである。