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飼い猫を ちゃん付けして呼ぶ馬鹿がいる。
はい、ここにおりますEE:AEAD9
おばあちゃんの姉妹猫、大きいけど小さいエル、新入りのダイ、と全部で4匹と暮らしているが、相変わらずエルへのえこひいきは続いている。
だって、だって、とその理由(言い訳だ)を並べたくもなる。
この子は苦労したから。
この子は小さいから。
この子は孤立してるから。
この子がついてくるから。
この子はベッタリだから。
この子は寂しがりだから。
まぁおよそ猫バカになっている人間の戯言である。
とはいえ、言っている本人は真剣だ。
「可哀想なエル」。
そう決め付けることによって、えこひいきを正当化している事は否めない。
しかし、本当なのだ!!聞いてちょうだい!!
仕事を辞めて家にいる時間が長くなった事により、エルの人間への依存はますます強くなった気がする。
必ずそばにいる。
こちらが移動すれば、よほど深く眠っていない限り目を覚ましてついてくる。
洗濯が終われば一緒に洗濯機の前に、干しに行けばそっちについてくる。
室内干しの時は、一緒に往復するので問題はない。
しかしベランダに干す時は、エルを部屋に残して窓を閉めなくてはならない。
そうすると、ギャオーンギャオーンと鳴き出すのである。親バカ母さんはたまらない。
その都度窓に戻り、窓越しに声を掛け、時には窓を開けて撫でたり抱き上げたりしてなだめる。
それでも干しに戻ればまた鳴き出すのである。
私はこの時間がつらかった。
何とかならないものか。
まだ子猫の時分にはキャリーバッグに入れて、エルからこちらが見えるように物干しにぶら下げたりしたものである。
まぁいまだに時々それもやるが、もうちょっとのびのびと、一緒に青空の下で洗濯ごっこをしたいものだ。
そのまま放すのには、やはり抵抗がある。柵に飛び乗って滑って落ちたりしたら大変だ。
ケージもあるにはあるが、組み立てが面倒だし、普段置く場所にも困る。
う~ん。
悩みながらもエルに鳴かれる日は続く。
とうとうある日、決心した。
細心の注意が必要だが、現状ではこれしかないだろう。
リードだ。
子猫の頃には病院通いをしていたため、外にも慣れていたのである。調子に乗ってお散歩などした頃もあった。
首が引っ張られないよう、肩に引っ掛けるタイプのものだ。
ただ心配なのは、やはり急に柵に飛び乗って、宙吊りになってしまったりすることだ。
だからここは、「細心の注意」なのである。
久しぶりのリードに、エルはあからさまな違和感を示した。
それでもベランダに出すと冒険心が勝ったのか、あちこちクンクンと嗅ぎ回り始めたのだ。
リードを装着して動ける範囲は、狭い。
リードの先は私の腕に通してあったが、私自身が動かないので、エルの可動範囲はその周りの極めて狭い範囲に限られてしまう。
結果、動き回るエルは、あっちにいっちゃグン、こっちにいっちゃピンと引っ張られ、自由を与えるためのリードのはずが、足かせならぬ首かせ状態である。
しかも少々緩いEE:AE5B1
ピンと引っ張られるたびに抜けそうでヒヤヒヤした。
何とか急いで干し切ったが、うーん、この方法はダメだったか。
それでも私は諦め切れなかった。
あっちこっちに行きたがったのはまだ初めての場所だからで、そのうちにリードでの可動範囲も覚え、落ち着くんじゃないだろうか。
翌日、今度は別のリードをつけて、また私はエルをベランダに連れ出すことにした。
今度のリードは、一番最初に買った一番小さなリードである。
ゆーても今でもエルはチビだからEE:AE5BEなどと浮かれて装着したら、むむ、小さいぞこりゃ。
もう片腕半入ってしまったので無理やりつけたが、さすがにエルも不快そうである。
ベランダへ出る音楽室で、エルを下ろす。
途端にエルは首をブンブン大きく振って、背中のリードに食らいつこうとし始めた。
もちろん自分の背中に食らいつくことなどできないので、エルは苛立つ。
あぁもうこれはダメだ、取ってやろうと思ったその時、とうとうパニックを起こしてピョーンと大きく飛び上がり、ひっくり返った。
ガシャンと言ってそこに置いてあったワイングラスが割れ(なぜ音楽室にワイングラスかはおいといて)、狂ったようにピョンピョン跳ねながら階段を駆け下り、ピョンピョン跳んだ勢いで何度もひっくり返りながら転がり落ちていった。
親バカとは、子供(この場合猫である)のことを一番に思うものである。
しかしバカ愛が高ぶると、このような愚行を犯すことになる。
反省した。
リードの長さを調整する。
・・・ことは諦めた(笑)
しかし、折りたたみ式のケージを検討したい自分がいる。