人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

ぽっとん検証

いや~~、今年は当たり年だね、小バエEE:AEB64

週末にキッチンを放置した結果である。

もはや出もとが分からぬほど、キッチンに大量発生していたのだ。

急にではないだろう。休日はそういう細かいものが見えないのだ、例えそれが害虫であろうとも、いや、むしろ害虫なら。

そんなんで月曜日の家事は、キッチンを優先的重点的に。

皿、洗った。

生ごみ、捨てた。

流し、磨いた。

それだけで、ほとんど小バエは姿を消してしまった。他愛もないものである。

ダンナは私よりも気になっていたようで、「小バエぽっとん」という小バエ捕獲容器を購入、仕事から帰ってくると「小バエ、どうなった??」とかなりご執心である。

残念ね、あなたの小バエちゃん達は、食べるものがなくなったらサッサと見限っていきましたわよ。

ところがだ。

翌日キッチンに行くと、また小バエが大量発生していた。

なんで!?

どうやら原因は生ごみである。

うちでは生ごみは新聞紙にくるんで燃えるごみ用の袋に入れているが、このごみ袋が、一番小さいサイズでもそうすぐには一杯にならないのである。

安いとはいえ、有料だ。スカスカのまま捨てるのは惜しい。

なので私は限界まで詰め込んでから捨てている。つまり、限界まで捨てないということなのである。

そして小バエ達は、スカスカのゴミ袋の中の新聞に包まった生ごみを目指して集まってきたのだろう。

見ると、その隣のプラ用のごみ袋にまでたかっている。

中には朝食べたカップラーメンの容器(朝カップラーメンを食べるのである。)が入っていて、どうやらそれが美味しいらしい。

一応言わせてもらいたいが、プラと言っても食べ物に関係するゴミなら私は軽く洗ってから捨てている。

モラルではない。

何度も言うが、神様が怖いのである。

ごみ袋の口も、軽くだが閉めておいた。こちらは弁解しないが、いつもなら開けっ放しだ。

もう自分のケチなこだわりなどごみと一緒に捨ててしまわないと、小バエ密度が上がるばかりである。一刻も早くこのごみを・・・。

このごみに・・・。

このごみ袋の上に「小バエぽっとん」を置いたらどうなるだろう??さぞかしたくさん取れて気持ちが良・・・、いやいや、このうさんくさい容器が本当に小バエをぽっとんするのかどうか、確かめてみようじゃないか。

口をしばったごみ袋の上に、「小バエぽっとん」を置く。

結果から言うと、「ぽっとん」は嘘である。

それは直径7、8センチの容器で、上部と横に穴が開いている。そして下部に何かグチャッとしたものが敷いてあり、そこにぽっとん、となるはずなのである。

しかし小バエは、たくさん開いている穴から好き勝手に何度でも出入りして、結局はまた出て行ってしまう。

なにが「ぽっとん」だよ、このネーミングを真顔で会議にかけて提案した人に見せてやりたいわ。

とは言っても、このままでは小バエに負けた感だ。しばらくコイツをここに置いていってやろう。

翌日に根負けして、ごみはスカスカのまま捨てることにした。

ぽっとんの名誉のために一応言うが、まぁちょっとは取れていた。しかしそれを上回る数の小バエが発生しているのか、全然減っているような雰囲気ではなかった。

観念してごみ袋を持ち上げると・・・、ヒッ!!

これはちょっと・・・、言えない・・・EE:AEB64

私が言うこと自体は構わないのだが、知ってしまった人のダメージを考えると言えん。

あれから生ごみは、即、外のごみ箱行きである。

空き缶、プラ容器も洗剤で洗ってから捨て、流しは除菌漂白している。

小バエは、殺傷捕獲などというこざかしい事をするよりも、清潔第一、それに尽きる。