国分寺でラーメンを食べてから武蔵小金井に向かったが、間違えて西武線の入り口から入ってしまった。
入場を取り消してもらってからJRに入り直し、ちょうど来た電車に乗ったら快速で、一気に三鷹まで行ってしまったEE:AEB64
国分寺からたったの一駅だというのに、なかなか上手に乗れないぽ子である。
7時過ぎに練習室の扉を開けると、ビビッてしまった。
6時からソリストさん達の練習があり、そのまま皆さん残って一緒に練習だったのである。
団員で来たのは私の他、ひとり。
この方は最近入ったらしい年配の男性で、もともと心得があったような歌いっぷりである。
そして発表会に特別に出てくれる事になった女性。ジュリアードで勉強したとかいう話がチラリと聞こえてきた。
私はこの団の底辺だが、昨日は群を抜いて低かった。飛び抜けて私だけが下手なのである。
身の置き場がないというのはこの事か。
もっきゅんの指導もワンランク上がり、ちょいちょい何言ってるのかが分からないEE:AEB64
その上、予習も復習もしていなかったので、曲を忘れている。
「忘却は美徳なり。」もっきゅんのツッコミ。ハハハ、すみません、落ちこぼれは人の倍、練習しなくちゃいかんのー。
これまで、大概のことは何とかなってきたのである。だからすっかり「ナメ癖」がついていた。
しかし昨日身にしみたが、そもそも血統が違う。
クラシックの合唱をやりたい、と思って集まってきた人達である。それなりに下地のある人ばかりで、私などは完全に異邦人であった。
合唱団なのに声が出ないなんて、楽譜を読めないよりも恥ずかしい。
まるで間違って音大の授業に紛れ込んでしまったような気分であった。
落ちこぼれは自覚しているが、これまでの落ちこぼれは、自分の意思で落ちこぼれていたのである。
私はやりたい事しかやってこなかった。
面倒や困難は避けた。
結果、落ちぼれてもそれは自ら落ちこぼれているので痛くも痒くもなかったが、こうもついていけないとさすがに劣等感を感じる。
練習中は「これはまずいEE:AE5B1」という思いでいっぱいだったが、帰りの電車の中で私は決心した。
やれるところまで、やってみよう。
これはチャンスなのだ。なんの??分からんが、そんな気がする。
努力を避けることによって、私は自分を「できない人間」にしてしまった。
これを乗り越えられれば、ひとつ頑張った証が手に入るのである。
そしてここでの歌のトレーニングは、バンドの曲を歌うにも大きな影響を与えている。
ここで逃げる理由は、自分の弱さでしかない。
別にこれまでは弱くて良かったのだが、何だか良くなくなってきたのである。
「♪コールプス、の最後の『プス』がみんな揃うように歌って。ハイ。」
「♪コール・・・」「ぷす」「♪・・・プス」。私が早かったんかいEE:AEB64
まぁ劣等感は感じたが、練習は素直に面白い。
私も早く上手くなりたいのー。