いいお店を見つけると、誰にも教えたくないような気持ちになることがある。
特にここのお店は、テーブル4つしかないのである。
2階もあるようだが、混んできたら入れるのかは不明。
このままひっそりとしていて欲しい気持ちもあるが、いや、幸せの独り占めはいけない(笑)
幸せのおすそ分けをしますEE:AEACD
実はこのお店に来たのは初めてのことではない。
中華のお店だが、二日酔いと飲み〆のラーメンを食べたのみである。
他に、持ち帰りの惣菜を買ったことがあったが、どちらも結構美味しかったのだ。
果たして「飲み屋」として使えないだろか。
そんな期待を不安を胸に、久しぶりにお店に入ってみたのだった。
使えます。
350円の「お手軽おつまみ」というメニューがあり、18種類もの小皿料理から選べるようになっていた。
他にも380円の前菜もたくさんあり、つまみとしてのラインナップは充分を通り越して完璧だ。
飲み物も350円のサワーなど、居酒屋料金。
さて、期待の料理だが、まずは「雲白肉(ウンパイロウ)」。
何だそりゃ!?ってところから、頼んでみたのだ(笑)
レタスに豚肉、ポン酢のようなタレのシンプルなものだった。
サッパリして箸休め的にいい。
「トマトと玉子の炒め」は、甘酢あんがかかってボリュームのある味。
大きなキクラゲがゴロゴロ入っている。
お店の「中華として」のクォリティを判断するには、麻婆豆腐が分かりやすいかと。
これは絶品!!
山椒の香りが高く、なめらかな絹ごし豆腐も上品で良い。
「自信を持っておすすめします」という文字に惹かれて「鶏胸皮の葱パリパリ揚げ」も注文。
これはッEE:AEB64
こんなの初めてEE:AEB64
皮を揚げるのだ、かなりクドい覚悟をしていたが、唐揚げになっているのでサックリと軽いのだ。
そういった意味では「パリパリ」というよりも「サクサク」といった感じだが、とにかく軽い。
ここにニンニクやら何だか分からないがスパイスのようなものがどっちゃりかかっていて、複雑なハーモニーを醸し出している。
かなり塩っけが強いが、このしょっぱさがまた絶妙。
つまみにもってこいである。
全体的に味は濃い目だが、つまみには調度良いぐらいかと思う。
本格中華というより本格的中華といった感じで、手軽ながらもそこそこちゃんとしているのがいい。
種類も多いし、しばらく楽しめそうだ。
中国とは今微妙な関係になっているが、ここの方はそんな事とは無縁のところにいるようで、終始笑顔を絶やさず、ビシッと立ってどんな要望にも応えようと待っている。
居心地も良かった。
値段は、今回は全て「お手軽おつまみ」からだったので、350円だ。
ぽ子評価です。5段階で、
味:4
量:3
価格:5
総評:5