不思議な人だ。
kawaさんからライブに誘われた。
普通ライブというものは「誰々のライブに行く」というものだと思っていたが、彼の場合は違うのである。
「今日は吉祥寺のサムタイムに行こう。」という風に、知らないバンドの演奏を聴きに気まぐれでライブハウスに入る。
大きく当たりハズレがありそうだが、今のところそうガッカリしたことはないと言う。
時間は2時スタート。早めに行ってランチでも食べてようか。
・・・全てがこれまでと違う、初めてのアプローチである。
「ライブ」が「昼」に「ランチ」で。
しかし行ってみて驚いたが、これは革命的といってもいい体験であった。
洒落たライブハウスで美味しいランチを食べ、ビールを飲んでいるとジャズ演奏が始まる。
若いカップル、年配の男性、ひとりでフラッと来たような人(普段のkawaさんがこれにあたる)、本当に様々な人達が、コーヒーを飲みながら、酒を飲みながら、パフェを食べながら、全員がジャズに耳を傾けているのである。
不思議な空間であった。
そして、贅沢な時間であった。
お店については後日、グルメカテにUPします。
しかし、どこにいてもしっかり酒は飲んでしまうもので、気取ってバーボンのロックなぞを2杯飲んだ私はすでに気持ち良い具合になっていた。
当然こんな半端で飲み終わる気にはならないので、国分寺で飲む事にした。
ここでたまたま入った店がまた、素晴らしくいいお店だったので、全員一気にテンションが上がった。
「今後こちらのお店はメロ~☆が国分寺で活動する際に使わせていただこう。」わざと上目線で言う。爆笑。
「どんな音楽をやってるんですか?」店長と思しき男性。
「ブルース。」kawaさん。
「えー!?」ブルースだったの!?ブルースでしょ!?メンバー内でもめる。打ち合わせ不足である。爆笑。
kawaさんとは会話の波長が合うのか、どんどん話は膨らんでいく。
いちいち面白くて笑いが止まらない。
「もう・・・、漫才かよ・・・。」笑いながら全員で突っ伏した。
日本酒、飲んだ。
タバコ、吸った。
もう知らん知らん、こんなに楽しい夜なのだ、何かを制限するなんてつまらない事はしたくない。
夢を語り、具体的な計画を立て、夜は更けていった。
夢9割・計画1割だが、まぁやれる事は限られているのだ。それに期限をつけただけである。
しかし実はそれが一番高いハードルでもあるのだ。
とにかく進み続けるために、あえて厳しい日程で設定した。
頭であれこれ考えているよりも、形にしていかないと話にならないという事である。
当面、個人の目標としては「自由に歌う」という事に絞り、技術的なものはその次においていこうと思う。
コピー脳を脱却すること。
それは「自分を信じる」ということに繋がる。
とにかくどんどんどんどん歌って、自分なりのメロディを創れるようになりたい。
あれだけ飲んだにも関わらず、実りの多い一日であった。
そして当然、その分翌日をダメにした(笑)
ダンナは「胃もたれー」と言いながら出掛けて行ったが、睡眠時間2時間のkawaさんはどうしただろうか。
さて、一週間が始まった(私は明日から)。
この雨が上がったら、ちょっと暖かくなってるんじゃないだろうか。
春は近いぞ~EE:AEAAB