人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子55歳。

秘かにドローも楽しみにしているが

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午前5時45分。

枕もとの目覚ましが鳴り、間髪入れずに携帯のアラームが鳴る。

う。次か。次で起きないと。

次が鳴ったらすぐに起きないと。

娘ぶー子と早起きバトルをしている。

21歳の娘vs43歳の親の早起きバトルである。どんだけお寝坊親子なんだって話だが、それだけお寝坊親子なのである。ただでは起きない。

しかし私が起きれない理由と、ぶー子が起きれない理由は同じではないと考える。

私の場合、分かっていながらグズグズしているうちに寝坊してしまうのだが、ぶー子はアラームに気がつかない、と言う。

「ぶったるんでいる」という意味では共通だが、私と同じ対策をぶー子に施しても、効果がないと思うのだ。

二十歳を過ぎた娘をいちいち起こしに行くのはどうかと思うし、だからといってみすみす遅刻をさせたくもない。

間をとったのがこれ、早起きバトルであった。

寝坊するならしろ、ただし私より多く寝坊したら、ペナルティだぞと。

逆を言えば、相手より多く早起きした方は、褒美がもらえる仕組みだ。

例えば今月は、私が勝てばぶー子が「ラーメン+トッピング1つ」を私におごる、ぶー子が勝てば「らぽっぽ」のイモ菓子700円相当。

ちなみに先月は私が負けて、チョコレート+マッサージの刑だったが、マッサージはまだやっていない。

寝る前とか飲んだ後とかはキツい、というと、なかなか時間がないのである。

今月に入ってからは、私の連敗だ。

派手に飲んだ日が多く、起きれないのである。

なので昨日は、久しぶりに気合いを入れたのであった。

二度目の目覚ましで、私は飛び起きた。

ルールは「5時50分以降、先に相手の部屋のドアを開けたほうが勝ち、廊下で会ったらドロー」である。ダッシュでぶー子の部屋に駆け込む。

遠慮なくドドドとドアを叩き、「オラ朝だ!今日は勝ったぞ!!」と叫ぶとぶー子は寝ぼけ眼で「あ・・・、負け・・・た・・・。」とつぶやいた。

が、私が勝利の余韻に酔いしれていると、「ちょ、今日違う、遅番・・・。」と死にそうな声で言った。

ルールその2。

勝負の日はお互いの休日と遅番の日を除く。

しまった、遅番だったか。どうりで夜更かししていた訳だ、チャンスだと思ったのだが。

ダンナが起きるのは、この40分後である。何たる中途半端。

もちろん寝直したが、あまりに中途半端で不快な目覚めである。

しかし昨日気づいたのだが、お互いの休日と遅番の日を除いたら、月曜と金曜しかないのであった。

チャンスが少ないので今朝も頑張って起きたが、昨日飲んでしまったので辛い朝であった。

お陰で今日の午前中は、二度寝で終わってしまった。

早起きって、なんだろう??

前夜の早寝込みで、早起きなのだ。

さもなくば、単なるラーメン食べたさのバトルとなってしまう。

サンタイザベル・ぽ子、43歳、未だ早寝早起きができず。