人間のクズ!

敵は自分の中にいる。ちょっとだけ抗ってみたくなった、ぽ子56歳。

グーグーだって猫である、週末だって掃除である

収納スペースさえ確保できれば、後はそこに入れるものを割り振るだけなのである。

収納スペースさえ確保できれば、部屋は確実に片付くのである。

収納スペースさえあれば。

ないからいつまで経っても、決着がつかないのである。

処分だ。

捨てるかバザー送りにするかでガンガンリストラすると言ったのは、いつの事だったか。

相変わらず家には、必要のないものが詰まっている。

片付けは中断だ、リストラ再開である。

収納スペースが深刻なことになっていると気付いたきっかけだが、あろうことか、酒が収納しきれなくて困ってるのだ。

これほど回転のいいアイテムは他にないはずだが、消費が追いつかなくなっているのか?

ありえない。

私は酒の収納ボックスを開けてみた。

原因は「いつか特別な日に飲もう」と思っていた、頂き物の酒であった。

特別な日は特別な日で特別な酒を自分で買って来てしまうために、少しずつたまっていたのである。

というか、正直に言うと、頂き物の酒の存在を忘れ果てていた。

見るたびに思い出すのだが、「特別な日」にたまたま見つける確率はゼロに等しく(なぜなら自分で『特別な酒』を買ってしまうから、在庫を見る必要がないのである)、結局忘れてしまう繰り返しであった。

平日は飲まないと決めたのだ、今後は週末を「特別な日」にしよう。

しかしどうするかね、紹興酒とかEE:AE4E6

それだけではまだ足りない。

ダンナがホッピーを飲むようになったので、ホッピーの小瓶が激増しているのだ。

そして私は二日酔いの1杯目にはサワーを飲むので、その分。

その時の気分で飲みたい味が違うので、レモン、コーラ、オレンジ、強いの、マイルドなの、ドライなの、甘いのなど、常に数種類あるのが望ましい状態だ。

ここに、安かったので焼酎ひとパック(大)とマッコリ1本、二日酔い用のジュース数本が来て、にっちもさっちもいかなくなった。

なのに「パイナップルの酒」などという訳の分からないものを買ってしまい、それを割るために炭酸もついてきて、途方に暮れているのである。

冷蔵庫にはすでにホッピー数本とビール、焼酎を割るためのウーロン茶のペットボトルが入っている。

そもそも冷蔵庫自体、食材でパンパンなのである。

どこにも酒のための余分なスペースなどない。

しかし、酒だけはリストラという訳にはいかないのである。

「酒豪」の看板を背負っているのだ、これは全て飲んで消費しなくてはなるまい。

これもまた「掃除」である。

と言う事で、私ともあろう者が、週末に掃除をすることになった。

頑張るので応援して欲しい。