快朝、快調である。
「電気つけっぱなしで寝るぜ戦法」のお陰で、このところ比較的良く眠り、気持ち良く目覚めているぽ子である。
6時半にダンナの朝ご飯を出すと、そのままキッチンを磨きにかかった。
もちろんダンナはぶったまげたが、違うのだ、じっとしていたら眠くなってしまう。
止まったら寝てしまうのである。
案の定、9時半にビッグウェイブが来た。
この頃ブログの下書きのひとつを午前中にするようになったのだが、パソコンデスクに向かったまま撃沈を予感し、午前の予定をひとつ延期にする事にした。
病院へ行きたかったのだ。
そろそろ花粉症がやってくる。
足を隣のソファの背もたれに乗せ、グーンとのけぞって目を閉じる。
かー、眠い。
しかし明日病院はやっているのか?
やってなかったら明後日になってしまう。
花粉はもうそこまで来ているのだ。
この1日が命取りになりかねない。
大袈裟ではない。
私は思い込みが激しいので、「花粉が来た」という思い込みそれだけで花粉症になってしまうのだ。
そのために、花粉よりも早く病院に行かなくてはならないのだ。
だったら早く行けよって話で、観念して病院ヘ向かった。
観念したのは明日が休診日と知ったからだが。
車で5分。
晴れていて暖かいから自転車でも良かったのだが、時間が惜しい。
なぜそんなに惜しむ?
そりゃ、あわよくばゲームをしたいからだ。
病院はガラガラであった。
ここ数年通っているが、年々患者が減っている。
かかりつけが花粉シーズンにガラガラって(汗)
そんなに変な医者だったっけ?と思い返してみたが、そういった記憶はない。
そもそも耳鼻科など、頼りになった試しがないのだ。
そんな中、去年、劇的に効く薬を出してくれた医者である。
ヤブでもボッタクリでもいい、例のブツさえもらえればいいのである。
私の前にいたたった一人の患者が帰ると、入れ違いに私が診察室に入った。
先生はカルテを見ながら「フンフン、去年はこれを飲んでるね。これは効かなかったね。」などと独り言を言い、こちらに向き直った。
そしておもむろに私の鼻の穴を器具でおっ広げると、「あ!?これは。」「?」「ただれてるね、ひどい。」と繰り返した。
そう言えば、12月の終わり頃から鼻が詰まり始め、血混じりの鼻水が出るようになっていた。
その頃ちょうど、酔っ払って駅から見知らぬ外国人とチャリで2ケツして帰り、降り損なって頭を強打したのである。
鼻血はそのせいなのかと勘ぐっていたのだ。
頭を酷く打つと、脳髄が鼻から出てくることがあるらしいのだ。
今思うとアホらしいが、その時は本気でビビッていた。
それがどうやら頭痛も治まり安心していたが、その後まるまる1ヶ月間、ずっと鼻血が出ているのである。
脳髄から鼻血に格下げされたのですっかり放置していたが、そういやおかしな事態である。
まぁ鼻血自体は大したことはなかったのだが、問題は、こんなにただれていたら点鼻薬は点せないと言うことである。あの劇的に効く点鼻薬を。
風邪薬が効かないのとは話が違う。
あの点鼻薬は、海を割ったモーゼにも匹敵する、私の塞がりきった鼻を開く神なのである。
この先生は口に出しながら考えをまとめる人のようで、「こんなにただれていたら、う~ん、こんなになっちゃ・・・。」「そうだね、無理だね、点鼻薬は、まだ無理だろう。」と繰り返した。そのリピートがつらいEE:AEB64
結局、鼻のただれを治す薬と両方もらって来たが、「ただれ」。
なんかカッチョ悪いのー、鼻の穴のただれEE:AE4E6