病院へ行った。
そろそろヤツに備えなくてはならない。
花粉症。
ちなみに今日もダンナに起こされるまで起きれなかった。
言い訳はなし。
ハイ、自分に甘いのです。
花粉症の薬は、症状の出る前から飲み始めているのが理想だそうだ。
私の場合症状にはムラがあるが、悪い時は相当悪い。
自信を持って、相当悪いと言う。
もうアレは勘弁という気持ちになるので、毎年「来年は早く病院へ行って薬をもらおう」と決意するのだが、
ぽ子はお調子者なので、喉元過ぎると熱さなんかあっと言う間に忘れてしまうのだ。
あんなに辛かったのに、次の年には病院なんて面倒臭くなっている。
よって、「早めに病院へ行く」はなかなか実行されないが、今年はそれを実行しようと言う訳だ。
ついでに言うと、花粉症の治療には「減感作療法」という、少しずつアレルゲンを体に慣らす方法もあるのだが、これは対処療法ではなく、根本から治そうという療法である。
具体的に言うと花粉エキス(正確な名称は調べていただけるとありがたい)を少しずつ注射するというものだ。
これを1週間に一度だかを何年も繰り返すのだ。
根気がいるが、治るとしたら完全に治るらしい。ただ、100%ではない。
やはり効かない人もいるのだ。
しかし、毎年私は花粉シーズンに、この無謀な治療に挑もうと決意しているのだ。
この治療は確か、症状が治まってからじゃないと始められないのだが、
毎年、症状が穏やかになり、やがて治まる頃にはもうどうでも良くなっている。
今日は、気まぐれに耳鼻科の事を思い出した。
今ならまだ空いているだろう。
私は朝一番でチャリこいで、耳鼻科に向かったのだった。
確かに空いていてあまり待たなかったのだが、先生の治療の方はぶっちゃけいい加減であった。
「花粉症の・・・」と、私がそこまで言うと、カルテを見て「あー、あー、そうね、花粉症だよね。去年も来てたね。」と言い、
「あまり薬が効かないんだよね。(私を覚えているのではない。カルテだ。)じゃあ薬増やしましょう。」
そう言って、一方的に去年と同じ薬、去年効かないと言ったやつ、しかも去年は弱い薬もくれたのに「今年はこれ1本で」と、それを出される事になった。
ムチャクチャ他人事である。
よく喋るが、完全にひとり芝居である。
効かない薬を増やさないで、効く薬を少し出してくれればいいのだ。
「あの~、症状が軽いときは弱い方を飲みたいんですけど・・・。」と言うと、「そうなの?でもね、そうかじゃあ、うんそれなら」云々とあれこれ一人で喋り納得し、
結局なぜか弱い方は去年と違う薬で出してもらう事になった。
一応書きますが、強い方の薬は「ニポラジン」、弱い方は「タリオン」となっております。
そこへ必殺点鼻薬「トーク」。
これだってこっちが言って出してもらったのだ。
これを、この薬を忘れてもらっちゃ困るのだ。
唯一効果を示す薬なのだ。劇的に。
しかし実は両刃の剣で、回数に制限があり、それを超えて使い過ぎると症状が悪化する。
症状を抑えるためにさらに使う→で、恐ろしいトーク地獄に堕ちていくのだ。
去年ももらったのに、先生は「え?これも欲しいの?」と言っただけで、この大事な注意書きについてはひとことも言わなかった。
結局私は、「弱い方の薬も下さい」と言う事と、「トークも下さい」という事を伝えただけだ。
あの先生の鼻の穴をセメントで固めてみたくなった。
それでも彼は「ニポラジン、じゃんじゃん飲んで頑張ってね♪」という態度になるだろうか。
憂鬱な季節はそこまで来ている。