もっとジャンクなB級映画だと思って借りたのだが。
監督:トム・ホランド
キャスト:ロバート・ジョン・バーク、ジョー・マンテーニャ
弁護士のビリーはある夜、自分の過失でジプシーの老婆を車で轢いてしまう。
しかし彼は、自分が弁護士であるのをいい事に、事故をもみ消してしまうのだ。
その日から、巨漢であったビリーは徐々に痩せていくようになった。
「ダイエットの効果が出始めた」と始めは喜んでいた妻も、ビリーの痩せ方が尋常じゃない事に気づき病院に連れて行こうとするが、ビリーは「ジプシーの呪いだ」と言って譲らない。
何としてでもあのジプシー達を探さなくてはならない。
妻もクリニックの医師とデキている。
自分を病院に送り込んで、邪魔者を消そうとしているのだ。
疑心暗鬼に駆られるビリーだが、果たしてジプシーとの対決は・・・?
上等なホラーだった。
非常にシンプルな構成で、分かりやすい。
「呪いで痩せていく」などとというと、ともすれば現実味がなく安っぽい仕上がりになりそうな話だが、不自然に感じることなく惹きこまれた。
ジプシーとの対決には息を飲み、得体の知れない恐怖にドキドキ。
また、本来なら悪役になっただろうビリーの顧客・ジネリの、頼りになるタフガイぶりが気持ちいい。
最後は恐ろしい予感を残して終わるが、ジプシーの言う「きれいな心で死ね」というチャンスをビリーは生かすのか?
おすすめホラーである。
ぽ子のオススメ度 ★★★★☆
ダンナのオススメ度 ★★★★☆
ホラーでデブっちょが痩せていく設定はオモロイEE:AEAAD
音や画面の脅かしではないのもEE:AEAAD
いやぁ怖かったEE:AEAC8
ぶー子のオススメ度 ★★★☆☆
お互いやり方が卑劣すぎて笑えた。